4月28日に知るシリーズ(19)として、4月1-21日の三週間、深圳、大連、武漢旅行した主要点を報告しましたが、若干補足します。
1、深圳で目撃した意外な光景が2点あります。
 ① 宿泊した宝安地区は、今では美しい住宅地区となっていますが、7-10階建のアパート群が沢山あり、他の都市でも同様ですが、問題はその屋上に大きな樹木が植えてあり、「空中林」となっており、各階の間隔と比較して見ると樹高6-7mに達しているのも少なくありません。香港地区と並んで台風も時々襲来する地域であり、暴風に直撃されれば、倒木落下の恐れは大と見られます。友人の話ではロープ等で固定しているから心配ないと言う。その友人(最上階の7階に居住)も屋上に家庭菜園を作っており、トマトや紅薯(葉っぱを食するサツマ芋)が立派に育っていた。又初めて紅薯の葉っぱを食したが、ほうれん草のオシタシの如きであった。兎も角、屋上の利用方法は管理されていない様子だった。
 ② 昨年開催のユニバシヤードの主要施設、大規模なグラウンドや体育館を初め、街並も公園、街路樹全て素晴らしい印象を持ったが、ある時一般庶民が日常的に利用する市場に行き買い物をした。魚や野菜、果物等雑然と並んでおり、その衛生管理は見るからに悪く、火災等非常時の安全通路の確保等考慮されていない印象を持った。昔なら普通のことだが、街並みとの落差が大きく気になったものです。
2、大連では開発区の西北、20km程度の金州の新たな開発地域を参観したが、道路等インフラ整備はこれからで、市内を含め全体として、もう一つ元気がないとの印象、更なる追記はありません。
3、武漢は水の都で、長江が市内の西南から東北方向に流れ、大きな湖も市内に沢山あるが、長江に架かる大橋も、今では4本が開通され、更に2本が建設中で、一方長江地下を貫通するトンネルも数年前に開通し、2本目も計画中とのこと。又東湖と長江の間には沙湖と言う1x2.5km程度の湖があるが、東湖西岸より沙湖に通じる2km足らずの楚河の畔には「楚河漢街」という、若者好みの大規模な街が忽然と姿を現していた。沙湖にも橋がかかり、東湖西岸から大通りが延びていて長江の下を通過し、漢口に通じている。東湖西岸地区は湖北省政府機関所在地であり、トンネルを出た漢口の北側は武漢市政府所在地であり、行政間の往来の便利さと若者の願望を上手く結びつけたものだと内心感心した次第。
   長江一帯の他の都市同様、この一年間で武漢市内はエンジン付きバイク走行が禁止となり、全て電動バイクに代わっていた。迅速な変換に感心すると共に、黒い煙をモクモクと吐き出しながら走るバスは禁止されておらず、不可解な印象を持った。又街角のあちこちに求人広告があり、給与概要を表示していた。主な職種の月給表示は、技術者・技能工3-5,000元、営業・雑役工1,300-2,000元カラオケが5-8,000元、歌舞庁は4-7,000元であったが、友人の話では実際はもう少し低いとのこと。
  がっかりしたのは、空港でチェックインした後、安全検査も済み、搭乗アナウンスを待っていると搭乗口が直前に2回も変更されたことです。この現象、昔は時々あったが、何故今尚改善されていないのか、不思議に思われた。
柳沢経歴 http://www.nakatsu-bc.co.jp/komon/komon-2.html
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