【中国事情】カテゴリー記事一覧

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前回は黄土高原について紹介しましたが、私が仕事の関係で2002-04の丸2年間生活した寧夏回族自治区の一側面について紹介しましょう(部分的には紹介済みですが)。中国を理解するには、その多様性理解が不可欠と思うからです。 ☆寧夏概観:北京の西方1000km弱の乾燥地帯に位...

言葉の意味から想像される黄土高原は、実態とはかけ離れたものになります。私は仕事の関係で、1999年4月から00年4月までの13ヶ月間、北京に拠点を置きながら毎月 一週間程度、黄土高原の東南角に近い山西省吉県と言う山村に通い続け、都合60日間 程山歩きをしました。JICAの...

 中国は貧富の格差が激しく、一人当たり平均GDPは、最貧の貴州省では上海の1/10とか1/13のレベルだと報道されたり、解説されたりする。然しこれは一側面を示しているだけで、経済レベル全体の実情を示しているとは言えないと思う。貴州省では生活したことはないが、統計上...

 日本でもそうだが、中国でも一般にアジア・アフリカ人より欧米人が好きである。 この500年来近代文明が欧米でより早く発展し、見かけ上も背が高く青い目をしており、皮膚が白いのが格好良く見えるのかも知れない。  私の友人の説に依ると、特に好きなのはアメリカで、抗日...

日中共に多くの人々は、どうも基礎的な事情を理解していない様に思われる。 1)先ず日中双方の憲法前文を一読すれば、比較不能な程大差があることに、中国人も  日本人も驚くであろう。双方共に世界的に見て、稀有な憲法を有している。中国では中国共産党が、議会、政府、司...

 現代でも米作は麦作より面積当りの収量が2倍であり、米作主体の華南は麦作が多い 華北より豊か(農村の)だとして、「魚米の郷」と言われる。長江民族の 大勢力の楚が、黄河文明を代表する秦に何故敗北したのであろうか?それは秦が騎馬民族で機動力が圧倒的だったと言う...

1965年9月、私が初訪中し北京駐在した時、北京市は昔からの城壁で囲まれていた。翌年より地下鉄建設の為、一部を除き取り壊されたが、それ以来中国の城壁に関心を持ち続けた。古い町並みは城壁で囲まれ、伝統的な四合院も壁で囲まれ、住宅は防犯扉や鉄格子で防御されていて、違...

 万里の長城の総延長は、枝分れや二重三重の部分を加算すると8,000kmにも及ぶと言われる。単線だけでも山海関から嘉峪関まで山頂から谷あい、砂漠や平原を含め、延々と3,000kmも続いている。外国人の目には、バカバカしい歴史的建造物と見えないこともないが、史上再三に亘り...

 中国に常駐し、生活し仕事をしていくと多くの日本人は、ストレスを感じ始め何故、彼等は分ってくれないのかと悩むものです。商社マンとして世界各国と付き合ってきた私には、「日本の常識は世界の非常識」と言う点に就き、日本人の理解を得るのは難しいな、と思うことがしば...

 前回紹介した如く、多くの中国人はジコチュウですが、同郷の者同士、同窓生、又一般にも友人同士では、むしろ日本人よりも絆は強く、深いというのが、50年付き合ってきた私の実感です。 一方では、最近日本でも大々的に報道された、「幼児が車に撥ねられても、側を通った18...

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