2011年 10月の記事一覧

11年10月18日 00時53分00秒
Posted by: takeuchiconsult
1回水増しすると、正常な状態に戻るまでに3年はかかります。無理・無茶は危険です。大きなツケが後から回ってきます。ところがそれでも無理をするのはなぜでしょうか?

わかっていてもなぜか期末になると数字を揃えようと皆が必死で頑張ります。逆に、もうダメかなぁと早くから諦めるとどうなるでしょうか?一人だけの未達ならカバーできますが、何人も未達の人が出て来ると会社としての数字はガタガタになります。

自分だけの問題ではなく、会社や仲間に迷惑がかかるという思いから、無理や無茶も承知で頑張り始めます。結局〆てみると、予算に近い数字になっています。

でもこのような経験は誰もがされていると思います。この経験のおかげで成長しているようにも思います。苦しい思いをするからこそ、なるべく前倒しで予算を達成するようになります。また、未達が早めにわかれば他の部署に未達部分を協力してもらったり、新しいものへ着手するという切り替えができます。

予算で締め付けるのはよくないですが、ある程度高い意識を持って予算をクリアして行かないと自分を鍛え上げることができないのではとも思います。

予算は社風です。その会社の社風として、予算がどのような位置付けになっているのか、それが大事です。

厳しく仕事を教えると言っても言葉だけでピンときません。厳しく指導するとは、予算を自分の力でクリアできることを意味するのではと思います。

約束した数字が期末には整っていること。

だから上の立場になればなるほど、皆の数字の積み上げなのでたいへんです。
少しでもズレがあると誰かがカバーしないといけません。そのために会議をして数字のブレがないように詰める必要があります。

社内での日常会話は、どのようなことを話されていますか?
予算数字のことがすぐに出てきていますか?

社員同士顔を合わせれば、すぐに予算数字の話。
これが理想です。

会社にいて、仕事をするということは予算を達成させるということ。
その意識がどこまであるかで、成長度合が決まってくるような気がします。

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11年10月17日 20時52分00秒
Posted by: takeuchiconsult
投資と言えば、通常、補修・改修、リニューアル、機会設備などを想定すると思います。大きなお金がかかるものをあらかじめ予算化して行きます。

ところがこれでは傷んだところを補うだけで、前向きな戦略が見えてきません。企業はこの投資で決まってきます。どこにお金をかけて行くのか、それが大事です。利益を出すことも大事ですが、その利益もこの投資で決まってきます。

例えば、募集採用費などは考えていますでしょうか?良い人材を採ろうと思えば、それなりの経費がかかります。今までと同じようなやり方をして待っていたのでは入ってこないです。

あるいは教育研修費を投資と考え、今以上に強化して行くという場合もあると思います。今の販売管理費の中で厚く予算化するというのも良いですが、強化して行くという意味合いの場合、何%増しというレベルではなく、金額レベルで何百万円、何千万円となります。その場合、やはり投資と考えても良いのではないでしょうか?

また積極的に販促企画を打って行くという場合、これも率ではなく金額ベースでどれだけお金をかけて行くのか別枠で予算化するという場合があります。これも投資と考えて計画する必要があると思います。

投資というと、どうも躯体や傷んだところの補修費というイメージが強いです。それは必要最低限のものであり、事業を伸ばしたり、新たに開拓するというものではないです。

それをどう予算化し投資の中に組み込むかが大事です。

もう、これ以上は投資はかからないと思いますという答えが返ってきますが、それでは将来が不安です。良い意味でお金をかけていかないと事業運営が危うくなってきます。

特に中小企業の場合、活きた投資ができてないのが現状です。なるべく投資を控え、傷んだ場合のみ、その部分を補うといった感じです。何とか壊れなければ、今のままで事業継続したいという思いが強いです。

そのような方は投資について前向きに考えておられません。投資がなければそれだけ利益が出るのではというお考えです。

実際、このような状態が10年も続くと事業自体が疲弊してきます。今利益が出ていないのに、投資はできませんとおっしゃいますが、もし利益が出た時はどうされますか?

あくまでも計画の段階なので、その中でやってみたいこと、必要なものを投資の中に組み込んで考えてみられてはと思います。計画書を作成しいていて楽しいのは、この投資の部分です。

企業は投資にこそ未来があるように思います。

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11年10月17日 18時51分00秒
Posted by: takeuchiconsult
ベテランのパートさんがおられ、その方のおかげで店が成り立っていたり、業績が上がっているお店をよくみます。本当によく仕事をされ、機転も抜群に利きます。任しておいて大丈夫といった感じです。

会社としては、店舗間のバランスを取るために、優秀な人の傍に、成長して欲しい人を付けます。優秀なスタッフだけを固めるという方法もありますが、その場合は大型の直営店などでそこで稼いだ方が得策だと考えられる場合でしょう。

普通は店舗ごとにバランスを取った配置にします。でも優秀なパート・アルバイトさんがいる店は人時売上高が高くなるのも事実です。ところがこの優秀なパートさんに社員として働きませんかと言うと良い返事をいただけません。

理由は、固定して勤めることができないというのが多いです。家庭の諸事情から自分が働ける時間に自由に仕事をさせて欲しいとおっしゃいます。決して、責任が重くなるとか、会社に勤めることが嫌だからというのではなく、個人的な事情があるようです。

だから、会社としても強く押せません。折角、今こんなに良い仕事をしてくれているのに、気分を害されても困ると判断されます。

一方このような優秀なパートさんがいる店に配属された店長や若手社員は、立場が微妙です。頑張ろうと思って来たのですが、すでに優秀な方がおられます。それも1年や2年で追いつきそうにないくらい優秀で、店長さんのレベルを超えるくらいの能力を持っています。

仕事になると、どうしても年上で、仕事ができるので、任せっ切りになったり、指示が出せなくなります。

ミーティングなどで、良いチームワークを発揮してくれれば良いのですが、お互いが牽制し合うようになると良くないです。

一つの方法は、小さい会社なら社長、もう少し大きい会社なら部長かマネージャーが行って交通整理をされてはと思います。

個々人の役割と期待していることを明確に伝えることです。同じ方向性を持って仕事をするのは当たり前ですが、家庭の事情や職場内での序列など複雑な要素が絡まって店が成り立っているのも事実です。

このような場合、上からの指示がないと、現場ではどうして良いのかわからないと思います。店長自らが、交通整理のために部長来て下さい、と言えば良いですが、それを言えるくらいならすでに解決しているはずです。

もごもごとしている状態が一番良くないです。
今の自分に期待されていることは何なのか、今後どのように業務遂行して欲しいのかを個別に伝えた上で、意味のあるミーティングを店長主催で開催すべきです。

実はできの悪い人を使うよりも出来の良い人を使う方が難しいということがわかると思います。でもそれを乗り越えないと良い店にはならないと思います。

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11年10月17日 16時50分00秒
Posted by: takeuchiconsult
最初から奥さんの力は借りずに事業をするんだと決めておられる方もいます。逆に、最初は関わっていなかったのですが、人手がないから助けてもらってそのままズルズルという方もおられます。

組織化、企業化を目指されるのであれば、極力助けてもらわない方が良いと思います。従業員の方も社長がいて、奥さんがいるとなると気を使います。それにどうしても社長に甘えが出てきます。

どの段階になると奥さんにフェードアウトしていただくか、それも企業化への大きな鍵となります。

もう一つは、親族筋の問題です。社内に幹部の親族筋の方はどれくらい在籍しておられるでしょうか?全く駄目だという訳ではなく、頼まれたから預っているという状態が良くないです。しっかりと面談・面接や試験を行い、他の従業員と同じように雇用すべきです。わかっていてもなかなか難しい場合もあると思います。

幹部の親族筋の方が多くなると、こちらも家族的な経営になります。その状態を理想的な形とされているなら良いですが、会社組織にしたいと思っておられるなら見直す必要があると思います。

親族の方が多くなった場合の一番の弊害は、誰も叱ることができないということです。社長も気を使って叱ることができなくなると、会社ではなくなります。

他の従業員と同じように厳しく指導できるかどうか、それが大切です。

企業になるには、他人の集団で事業運営することだとも言われます。甘えの部分を断ち切り、自主自立しないと健全な経営体に近づきません。

他人に任せるのが怖いと思っている段階は、まだ個人経営の状態です。例えば、経理や金庫番を自分でやったり、奥さんがやらなくて他人に任せるようになったら第一段階クリアです。

どんな会社にするのか、それは人それぞれ違うと思います。いろんな事情があり、理想通りにならないこともあると思います。でも他人の目は同じです。個人経営なのか、会社経営なのか判断されます。

それも踏まえた上で、理想とする会社に近づけて下さい。
他人の力を借りて事業をするようになったら一人前という言葉は当たっているように思います。

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11年10月17日 14時50分00秒
Posted by: takeuchiconsult
先日、洗濯機の調子が悪く購入しました。担当者の方が、手際良く設置作業をしてくれました。その後、無事、設置工事が終わり、サインを求められました。ここまでは普通だと思います。

そこから今度は、「今回の設置工事につきましてできれば評価をいただきたいので、このハガキにご記入いただいて投函お願いします。」と言われました。

会社としては、なかなか設置状況や接客態度などはわからないと思います。現場の担当者の方に任せっ切りのところもあるのではないでしょうか?

それでは、どんな仕事をしているか見えてきません。おそらくそれを回避するために、設置が終わった後に必ずハガキを手渡し、記入してもらうルールにされているのでしょう。

ハガキには会社名だけでなく、担当された方の名前が書かれています。ご本人とすれば評価される側ですので緊張すると思います。でもこのハガキルールで会社から見られていなくてもさらに良い仕事をするように励まれるのではと思います。

またこのハガキの内容から、担当者の方を評価することも可能だと思います。仕事ができることはわかっていても実際お客様のところでどのような仕事をしているのかは、お客様しかわかりません。お客様の声を真摯に受け止め、今後の仕事に活かすことができます。

今まで色々、電気屋さんにお世話になりましたが、このような経験は初めてです。仕事の質がかなり上がっているのではと思います。

作業スピードは当然速いです。
それと、ごみ処理が素晴らしいです。どんな小さなゴミでもポケットに入れたり袋に入れたりして、お客様に迷惑がかからないようにされています。設置が終わると綺麗な状態になっています。

こちらがごみを処理する手間が全くないです。これも教育だと思います。
ごみを置いて行かれるほど嫌なものはないです。

BS・CSの映りが悪かったのも手持ちの配線で直していただき、地デジ対応で買い換えて、いらなくなったテレビまで持って帰ってくれました。

「後、何か直しておくものありませんか?」とおっしゃいます。
プロの仕事をされているなぁと思いました。

電気関係で困っていない家はないと思います。どんな小さなことでも何か問題を抱えているはずです。それを解消してあげるのが本来の仕事と考えているのかもしれません。

見ていて気持ちの良い仕事をされます。
1枚のハガキでそういう人材が育ったかどうかはわかりませんが、本人の意識付けのためにも良い取り組みだと思いました。

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11年10月17日 12時49分00秒
Posted by: takeuchiconsult
○○の部署は今後伸びる可能性が高いかもしれない。
あるいは○○の商品やサービスは今後売れる可能性が高いという場合、どのような対策を打たれるでしょうか?

伸びるとわかっている場合は決断しやすいですが、先のことはわからないがおそらく伸びるかもしれないという時が難しいと思います。特に現在赤字の場合、さらなる赤字を出すことはできず、投資ができないといった状況では難しいです。

でも何もせずに待っていても好転するとは思えません。何らかの仕掛けが必要だと思います。

特に、強化しようよと思った際の具体的な対策は人を入れることです。
しかし、「人を入れれば、間違いなく赤字になります。だから人は入れることができません。」という答えが返ってきます。

企業戦略の上で強化するということは人を投入して、業務を拡大させることを意味します。新たに人を入れずに、現有戦力だけで伸ばすことが可能でしょうか?

今の体制でも時間的限界までは大丈夫かもしれませんが、企業としての大きな戦略として考えると場合は、違った角度から検討する必要があると思います。

何とか今のメンバーで強化を図って行きたいという思いはわかりますが、それでは折角伸びる可能性を秘めている事業が小さくまとまってしまいます。攻める時は、やはり人を投入することが大事です。

もし失敗するとたいへんだからと言って二の足を踏まれます。失敗しないように計画を組まれてはとも思います。ただ人を入れるだけでなく、実際に何をやってもらうのかを決めておくべきです。

入ってもらってまず雰囲気を知ってもらう。というようなことを言っていると難しいでしょう。会議などでしっかりと練ってポジションと役割を決めることです。

現状のメンバーだけでやった方が良いのか、人を入れた方が良いのか、それは経営幹部の方の判断にかかってきます。

強化するということは、人を入れることが前提条件だと思います。チャンスを逃さないよう、最適な戦略を立案することが大事だと思います。

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11年10月17日 10時48分00秒
Posted by: takeuchiconsult
「言った数字は絶対にやる!」
いつしかこんな神話が社内に出来上がっています。
会議では、「言った数字は、必ず期末までにやって下さい。」と念を押されます。
言われた方は、「はい」としか言いようがないです。

どこまで会社や上司との約束を守らなければならないのか不安になります。ところが上司の人たちを見ていると、きっちり期末には数字を揃えてきます。少々無理をされているように見える時もありますが、約束は守られます。

これが日本の会社のあり方だったように思います。若い時は右も左もわかりませんが、上司のやっていること、会社で暗黙のうちに決まっていることは守らないといけないという雰囲気がありました。

しかし、最近の若い人たちが予算に対して甘いのはなぜなのでしょうか?

実は、皆さん、同じことをおっしゃいます。「私たちの時は、電話を掛けまくって、1件でも受注しようと必死でした。すぐにお金に跳ね返ってくるからやるというのではなく、自分との約束に打ち勝つためです。それができないなら、何をやってもダメだろうと思っていました。そんな強い気持ちを持ってやっていたように思うのですが・・・」

私たちが間違っていたのでしょうか?
ふと、そんなことを思うことがあります。会社人で何が悪いと聞こえてきそうです。会社の中で良いプレッシャーを自分に与えて、訓練することが大事だと思います。

能力や技術よりも強い意志を持つことが大切です。それを養うには、自分との約束を絶対に守ることです。正直、きつい時もあると思います。無理や無茶をした経験がある方もおられると思います。でもその経験が今の自分を育ててくれたのだと思われても良いのではないでしょうか?

苦労はしたくない、言うと責任が発生するから黙っているでは、伸びないと思います。

中小企業は社長や幹部が決めた数字をやるだけです。
逆に、大手企業ほど、予算は自己申告されます。

理由は、大事な予算や数字を他人や会社に決められたくないというプライドがあるからです。言った数字については、責任を持ってやるという意志がそこには見えます。例え、予算や数字が下回ったとしても誰も指摘したり、叱ったりはしないでしょう。

また、この自己申告制が社内に浸透しているとすれば、皆が自分との競争に勝とうと良い刺激を受けます。周りの方から数字を達成するためのアドバイスも自分から積極的に聞くようになります。そうすると社内で急成長する若者がどんどん出てきます。それが会社の起爆剤となり業績が上向くきっかけになります。

こういう社風を自然と創り上げて行くことが大事だと思います。予算や数字になると下を向く社員を作らないように・・・

数字を意識し出したらもうすぐ一人前だ!というのもわかるような気がします。

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11年10月17日 08時47分00秒
Posted by: takeuchiconsult
何か対策を打ってもそう簡単には売上が上がらない場合、損益分岐点を下げる必要があります。特に、今のような景気の悪い時、業界動向の悪い時は、真っ先に手を付けないといけない部分です。

売上をどうやって伸ばすか?その会議がこれまでは主だったと思います。重要性が下がる訳ではないですが、違った角度の会議が今後必要になって来ています。それが固定費削減の会議です。

例えば予算会議などでは、月次の数字や3カ月予測、あるいは年間通しての着地点などを出し合い会議を行っているのが普通だと思います。期初に決めた予算の達成度と具体的な対策について話し会われていると思います。

ところがこの会議だけでは、会社を存続させることが難しい局面に来ている感じがします。売上を伸ばす施策を打つのは当たり前ですが、嘘の申告や無理した申告を会議で行っているといつか破綻します。社員を追い込まないことも大切です。

実際はどうなのか、無理していないかどうかも確認してあげる時期に来ているような気がします。

また、企業では新たな課題が生まれてきています。固定費をどうやって下げるかです。これも部署や各人から意見を吸い上げる仕組みが必要な気がします。真剣に売上だけでなく固定費をどうやって下げて行くか、その施策を打って行かないと利益が出ません。そのことを社員の方に認識してもらい、参加してもらうとことも大切だと思います。

今、企業では、販売管理費を削減するか、粗利率をどうやって上げるかが鍵です。販売管理費については概ね1~2年計画を組んで着手すると、もうこれ以上は無理だという限界線に近づきます。

そうすると後は、粗利率を上げない限り損益分岐点は上がらなくなります。ただし、販売管理費の削減は、実施するかしないかだけですが、粗利率は絶えず変わります。それも今の状況から行くと、下がる傾向が強いです。

そうなると、事業のあり方そのものを再構築する必要が出てきます。実はこのことも幹部会議などで練る必要があると思います。

今のスタイルで事業継続するのではなく、新しい会社を作るくらいドラスティックに仕組みを変えたスタイルにする。このこともどこかで考えておかないとズルズルと業績が下がって行く可能性があります。

まずは損益分岐点を徹底的に下げること。
もうこれ以上は無理だと言う時は、事業そのものをデザインし直すこと。
売上以上にこの2点をそこまで詰めて考えているかが大事なような気がします。

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11年10月17日 06時46分00秒
Posted by: takeuchiconsult
何でもできます、やりますという人は要注意だと思います。仕事をいただきたいためにどうしてもそういう返事をされるのかもしれません。

コンサルタント会社の場合には、予算達成という大目標があるため、少しでも仕事をいただこうと必死になります。他社競合ではなく社内競合の方が激しくなることもしばしば。でもそれはそれで良い企画書や提案をしようと一所懸命なので、より良いものが出て来ると思います。

それ以上に注意された方が良いのは、得意分野ではない仕事まで受けようとする人です。腕の良い方は、そのような仕事の仕方をされません。

自分の得意分野を明確に持たれて、ストライクゾーンではない時は、他人か他社に任されます。そのように他人や他社にお願いできる方をどれだけ持っているかも大事です。

このスタンスが非常に大事だと思います。若い時は、少しでも仕事をいただきたいので無理してでも仕事取りに行きます。

しかし、腕の良い方は営業すらされません。クライアントの方から常に相談があります。

また、どんな案件でも相談に来られる人というのは、どこか魅力があり、評価されているからだと思います。そのような方に、まずお話されることをおすすめします。その方が依頼を受けてくれるかどうかではなく、最適なパターンを提案してくれるからです。

人気があるのには、必ず理由があります。自分で受けようとか、自社で何とか対応しようとすると、視野が狭くなります。本来であれば、専門家を紹介するのがベストかもしれないのに、無理をしてしまう。

そうならないためにも依頼される側の方も最適のパターンを提案してくれる方に相談されてはと思います。

最適とは、自分や自社でできることではなく、クライアントにとって最適という意味です。

広い視野から提案していただける方に是非、相談されてはと思います。

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11年10月17日 00時40分00秒
Posted by: takeuchiconsult
原価率は何%でしょうか?
これでほぼ決まると思います。通常営業と同じ原価率だったり、やや低くなっているというのが普通かもしれません。

しかし、通常営業より儲けようと思っていると次が上手く行かなくなります。お客様の足が遠のきます。

宴会などは率ではなく、金額で把握した方が良いです。できる限り多く現金をいただき、資金繰りを楽にする。だから最初から儲けようと思ったり、机上の計算で営業をしていると思い通りには行かなくなります。

以前、クライアント先の焼肉店でこんなことをおっしゃっていました。
その店の奥様いわく、「年末の忘年会だけは、原価率は50%近くかけてお客さんに喜んでもらいます。」とおっしゃいます。

ところがその奥様、昔、手痛い失敗をされたそうです。それは、忘年会なので、何の告知もしなくてもお客様が来てくれるので、原価率を下げて商品提供を行ったそうです。その年の年末の数字はかなり良かったそうですが、年を明けるとお客様が来なくなったそうです。

お客様は知っています。すぐに次の来店につながらなくても翌年の忘年会、必ず来てくれるそうです。あの時のメニューの印象が忘れられず、得した気分になられたのだと思います。

お客様にとっては原価率1%くらいの差は、見た目でわかりません。おそらく5%上げたとしても見た目では変わらないのではないでしょうか?それをあえて50%近くまでかけると、「えっ!これは凄い!私ら得したなぁ」と思われます。
そのくらい、やらないと効果がないとも言えます。

別に経費をかけて販促を行わなくても宴会時にお客様をビックリさせるようなものを出せばリピートされます。それに今、一番苦戦しているのは宴会のお客様が減っていることです。だからまとまって売上がないです。ますます厳しくなります。

こんな景気の悪い時ほど、常識を打ち破る原価率が必要かもしれません。
宴会客が欲しいなら、宴会の原価率を通常営業よりも上げることも考えられてはいかがでしょうか?

当たり前のことをしていると中小企業や個人店は勝てません。営業する前から儲けようとする企画なんて当たらないと思います。原価率のあり方、もう一度考え直されても良いのではないでしょうか?

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11年10月16日 20時42分00秒
Posted by: takeuchiconsult
最近、クライアント先で昔と違ってきたなぁと思うことがあります。何かと言いますと、転職される方が少ないというか、ほとんどおられません。

転職をすすめる訳ではないですが、職を変わられる方がいません。同業他社へ行かれたり、全く違った職種に変わられる方もいません。

人生の中で転職を考えない人はいないと思いますが、それでも昔に比べて少ないのは事実です。だから1年以上訪問させていただいている企業様などでは、人の入れ替わりがほとんどなく、組織図も同じということがよくあります。

企業側も経営が厳しいため、人を入れずに頑張ろうというのがあるかもしれませんが、それにしても世の中が安定志向へ変わってきたのでしょうか?

実は、社内で全く転職の話が出てこないと、モチベーションやスキルアップが止まっている可能性があります。会社としてはゴタゴタして欲しくないという思いがありますが、そのような噂話が出て来るくらいが普通です。もう一段上のキャリアを目指そうとされる方が出てこないと良くないです。

今の職場と他社の職場を常に比較・研究している状態が理想です。そうするといろんなことを考え出します。もしこのまま今の会社で勤めるなら、自分がもっと上の役職に就くか、会社の業績を上げる貢献するか、どちらかをしないと給与が上がらないと気付くはずです。そのためには、具体的にどうしないといけないのか考えるようになります。

比較対象がなく、自社の中だけで日々業務をこなすだけでは考えることをしなくなります。真剣に自分の人生をどうするのかを考えている人は、いろんな角度から比較検討し、良い仕事をされます。

だから噂話の一つも出てこない。何年も同じ従業員で業務を回している会社ほど心配になります。今の会社に満足していたり、夢と希望を持っておられるならよいですが、何も深く考えていないというのであれば少し問題なのかもしれません。

真剣に自分の人生と今の職場環境について議論するような雰囲気も大事ではと思います。それと自分の人生を豊かにしようと思えば、まずは今の職場で成果を出したり、キャリアアップしないと良くないです。今の職場が嫌だからとか、会わないからと言って転職されても上手く行くかどうかはわかりません。また同じ結果になる可能性があるからです。

そうならいためにも今の職場を良くする議論をどんどんされてはと思います。ただし、会社の悪口、上司批判は絶対にしないこと。自分がどうあるべきか、どうすれば良いのかを議論すること。

議論される際は、愚痴にならないようにくれぐれも気を付けて下さい。

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11年10月16日 16時41分00秒
Posted by: takeuchiconsult
依頼される側にとっては大事なことだと思います。いろんな意味合いで、一度話を聞いてみたいという方もおられると思います。ところが周りのそのような人がいなかったり、伝手がないとなるとどこへどう頼めば良いのかわからないです。

最近はネットという便利なものがありますので、「経営コンサルタント」と検索して探すことは可能です。資料をいただいたり、会社訪問したりして情報を得ることができます。

でも情報を得れたとしてもどこへ頼めば良いのですか?という話になります。また企業ごとに契約ルールも違っている場合が多いです。1件ずつそれを繰り返すのもたいへんです。

結局、私の依頼したい内容にぴったりの会社や人を探すにはどうすれば良いのですかというところにたどり着きます。

そう言われると、どこを紹介して良いのか実はこちらも困ります。いきなり話を聞いてコンサルティングを依頼するのもリスクが大きいです。できれば、まず周りの方でコンサルタントを使ったことのある方に(コンサルタントの方には失礼な言い方で恐縮です。)話を聞いてみることです。

あるいは、興味のある会社のセミナーに参加されたり、経営相談会などに参加されることをおすすめします。メールなどで問い合わせされても良いですが、一度お伺いさせて下さいとか、お話させて下さいという返事が返ってくると思います。実際会って話をしない限り実情がわからないからです。

後は、担当者の方の相性です。以前、このような経営者の方がおられました。その方は、あるコンサルタント会社のことは気に入られていましたが、企業訪問されている担当者の中に相性が合わない方がおられたので上司の方に言って代わっていただいたとお聞きしました。

でもその方がお互い上手く行くと思います。なかなかコンサルタント会社に担当者を変えて下さいとは言いづらいものです。

しかし、それくらい担当者との相性が大切だということです。面接・面談されてこの方と一緒にやってみたいなぁと思う方に出会えるかどうか?

それと経営コンサルタント会社ごとに特色があります。
じっくり話を聞かれて判断されてはと思います。色々話を聞かれるだけでも勉強になると思います。

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11年10月16日 12時40分00秒
Posted by: takeuchiconsult
昨日は、家の近くに出来た焼肉店で食事。5卓の小さなお店。ちょっと気になっていたので行ってきました。

こんな不景気の時に店を出すくらいですから、かなり自信のある良いお店だと期待していました。行ってみると、お店が新しいということもあり、綺麗でした。

メニューもそこそこ良いものを出されています。焼肉店づくりの教科書のようなものがあるとすれば、教科書どおりです。欠点を探すのが難しいくらいな感じです。

美味しくいただいたのですが、そこが一番の不安要素だと思い帰りました。

開業する場合、自分の理想の店を作りたいとか、自分が食べたいものを出したいという夢を持ってスタートされます。それが夢なので良いと思いますが、夢だけで商売が成り立たないのも事実です。

自分では自信満々なのに、想定していたお客様がなかなか来てくれないということが多々あります。理想を追いかけ過ぎて、まとまっているお店になっていませんでしょうか?

商売は教科書通りに行かない、というのが鉄則です。
例えば、業界平均の原価率が35%だったとします。この原価率を守ったり、下回れば単純に利益が出ますでしょうか?
店づくりや接客についても同じです。教科書に書いてある通りにすればお客様はリピートしてくれるでしょうか?

何か一つでも突出していて、印象に残るものが必要です。平均80点以上のお店では魅力が薄いです。特にメニューでガツンと来るようなものが欲しいです。

お客様を引きつけるための強烈なメニュー。そのメニューを食べにわざわざ来られるくらいが理想です。

店をきれいにし、メニューの価格も適正であったとしてもそれではお客様が入ってくれません。

教科書に書いていないことをどこまでできるか?あるいは教科書に書いていないことで何ができるか?

教科書通りに商売を行い、食べて行こうというのではなく、お客様をビックリさせて喜んでもらおうと思ってメニュー作りをする必要があると思います。今日はどうやってビックリさせようかなぁと楽しむことです。

その遊びの部分や店側が意図していることをお客様が理解してくれないと、商売が上手く行きません。

お客様の目も肥えていると思います。当たり前の平均店には、足を運びません。
教科書通りに完成されているように見える店ほど、要注意かもしれません。

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11年10月16日 09時39分00秒
Posted by: takeuchiconsult
役職以上にこの視点を持つことが大事だと言われます。
自分の部署だけ、自分の会社だけの発想でジャッジすることは経験を積めばできることです。ところが、それではいつか壁に当たります。自分のため、会社のためにも大きな視野で物事を判断しないと、そこで成長が止まります。

自分の会社だけでなく、業界全体を見渡してジャッジができる人材になること。

業界の動向を自分なりに予測して、その上で戦略を立て、ジャッジできる能力が必要だと言われます。

自分の会社しか見ていないと言う状態が危険です。経営幹部になればなるほど、視野を大きく持って考えたり判断することが大切になります。

今良いだけではダメで、未来が見える形に再デザインし直すことが必要です。このことは管理者教育や幹部研修などで誰かに教えていただき習得するものもでないです。本人が気付いて、そのような視点を持つことです。

あぁこの方、凄いなぁと思う瞬間は、業界動向や世の中の流れの中での立ち位置と今後の戦略を語っている方です。

だから出て来る言葉は、「今良くてもダメなんです。今の状態では3年後どうなるかわかりません。もっと違った角度からも検討して、事業が安定するように考えないといけません。小さな自分の会社の中の枠にとらわれていては見失ったり、見落としているのではないかと思い不安です。もっと私自身の視野を広げない限りこの会社は危ないと思っています。」とおっしゃいます。

景気が悪くなっても業界動向が悪くなっても大きな視野をお持ちの方なら、その危機を乗り切れるはずです。その業界における能力や技術を身に付けた方が、切り抜けて行ける訳ではないです。

目先の業務改善も大事ですが、これからどうして行くのか、業界の流れを読みながらジャッジして行かないと、波の変化について行けなくなります。

そのためにはどうするかですが、伸びている企業や伸びている人と付き合うことです。大きな視野をお持ちの方の話を聞かれてはと思います。

役職に関わらず、視野を広げる訓練が今後ますます大事になってきそうです。
視野を広げると言うことは、理想の自分を作って行くことだと思います。そういう人材が今企業に求められています。

自分の会社だけでなく、業界がどうなって行くのか、その視点を持つことが必要な気がします。

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11年10月16日 06時38分00秒
Posted by: takeuchiconsult
やっぱり希望者の方は多いようです。
でもすぐには無理だと思います。それに経営コンサルタントといっても会社によって得意分野がかなり違います。自分で想像したものとは別物の場合もあると思います。

どうすれば経営コンサルタントになれますか?という質問が結構ありますが、考えられている形がどのようなものなのかイメージされてはと思います。身近に活躍されている方やマスコミなどに取り上げられている方など、一度ご挨拶に行かれるとか、メールを入れられてみてはいかがでしょうか?また今の時代なら、ブログやツイッターなどにコメントを投稿することもできます。

おそらくですが、今イメージされていることが、そのままお金になるかどうかはわからないと思います。

実際にやってみて経験して初めてわかるものです。だから最初は経験を積むつもりでいろんなコンサルティングの仕事をされるのが良いのではと思います。

でも不況で仕事がないから、コンサルタントでもと言う方は厳しいと思います。それほど甘くはなく、仕事の依頼もこないと思います。

コンサルタントの仕事は何かということを理解して、生涯この仕事を続けようと思う方でないと勤まらないのではとも思います。

でもこれだけ反響があるということは、人気の職種のなんでしょう。私が学生の頃は、言葉すら認知されていなかったです。それにコンサルティング活動を行っている会社や個人の方も少なかったです。

ところが今はどんな企業でもコンサルティングを定款に入れたり、活動をされています。商品やサービスを売るだけでなく、それにコンサルティングを付加されているようです。

皆いろんな思いがあって活動されていると思いますが、募集が非常に難しい職種であることも事実です。どんな人が成長するかどうか面接だけではわからないからです。入ってからどれだけ努力するかがすべてで、過去の経験やキャリアがあまり意味をなさないからです。

私が勤めていた前職の大手コンサルタント会社でもそうでした。中途採用のキャリアと自信を持たれている方には、「過去の経験やキャリアはいったん忘れて下さい。一から勉強して新しいものを見つけられた方が成長が速いですよ。」と言われていました。

過去の経験でコンサルタントをしようとする方は、そのノウハウを吐き出した瞬間、成長が止まるからです。前職でいくら自信のある仕事をしていたからと言って、コンサルタントの現場とは少し違います。

またいろんな業種・テーマを自ら開拓して行かないと尻すぼみになります。そのため、あえて面接時に釘を刺すのだと思います。

そういっても最初は自信満々で皆入ってきますので、誰もその言葉に耳を傾けません。壁に当たった瞬間、その言葉を思い出します。

だから過去なんて関係なく、新しい自分をどれだけ育てられるかだと思います。
チャレンジするのは自由。ただし、根気が大事で、素直で愚直に最低10年間頑張った人が成功する職種だということを認識されてはと思います。

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