1回水増しすると、正常な状態に戻るまでに3年はかかります。無理・無茶は危険です。大きなツケが後から回ってきます。ところがそれでも無理をするのはなぜでしょうか?

わかっていてもなぜか期末になると数字を揃えようと皆が必死で頑張ります。逆に、もうダメかなぁと早くから諦めるとどうなるでしょうか?一人だけの未達ならカバーできますが、何人も未達の人が出て来ると会社としての数字はガタガタになります。

自分だけの問題ではなく、会社や仲間に迷惑がかかるという思いから、無理や無茶も承知で頑張り始めます。結局〆てみると、予算に近い数字になっています。

でもこのような経験は誰もがされていると思います。この経験のおかげで成長しているようにも思います。苦しい思いをするからこそ、なるべく前倒しで予算を達成するようになります。また、未達が早めにわかれば他の部署に未達部分を協力してもらったり、新しいものへ着手するという切り替えができます。

予算で締め付けるのはよくないですが、ある程度高い意識を持って予算をクリアして行かないと自分を鍛え上げることができないのではとも思います。

予算は社風です。その会社の社風として、予算がどのような位置付けになっているのか、それが大事です。

厳しく仕事を教えると言っても言葉だけでピンときません。厳しく指導するとは、予算を自分の力でクリアできることを意味するのではと思います。

約束した数字が期末には整っていること。

だから上の立場になればなるほど、皆の数字の積み上げなのでたいへんです。
少しでもズレがあると誰かがカバーしないといけません。そのために会議をして数字のブレがないように詰める必要があります。

社内での日常会話は、どのようなことを話されていますか?
予算数字のことがすぐに出てきていますか?

社員同士顔を合わせれば、すぐに予算数字の話。
これが理想です。

会社にいて、仕事をするということは予算を達成させるということ。
その意識がどこまであるかで、成長度合が決まってくるような気がします。

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