中韓両国の反日活動の真相は何か?その本質を知らなければ、的確な対処方法も分からないことになるが、長年の私の中国との交流を通じて感じるのは、その真相を知る人達は、日本だけでなく中韓両国でも少ないと痛感します。以前にも触れているが、先ずは原因から先に述べよう。
1、  中国大陸で日本が戦った相手は、国際的認識では国民党政権であり、1945年には共産党政権は存在せず、従い新中国誕生後延々と日本皇軍を倒したのは共産党の指導する軍隊と宣伝して来ている。然し、事実と相違するので実感が伴わずジレンマに陥っている。
かって毛沢東は「抗日戦争で、国民党軍をかなり消耗させてくれたので、その後の解放戦争では大いに助かった。日本皇軍に感謝したいくらいだ」と語ったことがあるが、今では信じられないだろう。敗戦国の日本が戦後30年足らずで世界第二の経済大国になったが、戦勝国を自認する中国は、70年代末までは貧しい発展途上国のままであった。
2、 近現代史に於いて、日本だけではなく列強諸国に蹂躙され被害者として、中華民族の自尊心は大いに傷付けられ、リベンジを果たしたいとの思いが強い。但し、中国領土内の少数民族の自尊心に就いては、理解が不十分で、配慮も行き届いていない。

  従って、反日活動家は日本人を「東洋鬼」、「日本鬼子」とか「小日本」とののしりたくなる。前にも触れたが、中国のある知識人との議論で、私の方から「日本は確かに中国より国土は遥かに小さく、人口も1/10であり、間違いなく『小日本』であるが、殆どの国や民族には歴史上非難されるべき点がある一方では評価されるべき点がある。中国人に自尊心がある様に日本人にも自尊心があり、それらはお互いに尊重されるべきであろう。ジンギスカンを英雄として今なお大々的に祀っているモンゴルは非難されずに、特別な英雄として祀ってもいない靖国神社への日本政府首脳の参拝を非難するのはおかしいではないか」との、指摘には「モンゴルと日本を同列に扱うのは根本的に誤りである。何故ならモンゴルは人口が300万足らずの貧しい国であり、内モンゴル他中国内のモンゴル人も5-600万人であり、内モンゴルでは保護対象になっている。」と反論するが、更に「それでは日本の発展や国力に対する嫉妬心からの非難ではないか」と指摘すると、無言になってしまう。

  古代には日本の師匠の地位にあったが、近代以降多くの面で後れを取り、強いコンプレックスを抱いているのが真相で、日中友好平和条約での約束に反して、何としてもリベンジを果たし、日本を自らの影響下に置き、更には西太平洋に於いての覇権を確立したいのが本音であろう。
30年も前ではあるが、あるチベット人は「北京も偽満をつくった昔の関東軍も同じだ。確かに技術や経済面で開発援助をし、人材育成にも注力されたが、結局は支配しようとした。この点は他にどんな善行を施しても償い切れない。どんな民族も支配だけはされたくないのだ」と語った。
中国の憲法では毛沢東思想を国家運営の指導理念としているが、毛沢東思想には「民族は独立を求め、人民は解放を求める。これは現代の潮流であり、如何なる勢力も抑止できない」とあるが、上記チベット人は「我々は、独立は求めないが、漢民族との関係を支配、被支配の関係でなく、憲法の定めるように(第四条)、平等な兄弟姉妹関係でありたい」と念願しているとのことであった。
面白いことに、満州国建国に当たっては、五族協和が提唱されていたが、孫文や毛沢東も五族共和を提唱していた。尤も五族の中身は異なり、漢、満、蒙の三民族は共通だが、日本の提唱には日本人と朝鮮人を含むが、孫文や毛沢東提唱にはその代り、ウイグル族(当時は回族と言った)とチベット人(蔵)を含めた。五族協和の提唱はヒットラーの選民思想とは正反対であるが、この点中国人の認識は歪曲され、好悪に関係なく日本人のリーダーシップが許せないと言う。(続く)

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