「3月・小売業で景況感改善、5ポイント上昇」

日銀がまとめた3月の企業短期経済観測調査では、

企業の景況感を示す非製造業の業況判断指数(DI)がプラス6となり、

前回調査の2012年12月より2ポイント上昇した。

消費関連の業種でも回復ぶりに違いが出ており、

宿泊・飲食サービスや卸売業はマイナスとなり水面下に留まった。(日経)


小売業のプラス6は百貨店の宝飾品など高額品やデパ地下の食料品、

大手スーパーでは高級ワインなどの売れ行きが好調であり、

普段の一般消費の上昇にはまだ時間がかかりそうだ。


景気回復を背景に今年のゴールデンウイーク(GW)は、

前半3日(27~29日)と後半4日(3~6日)に分かれる為、

海外旅行が減り、国内旅行など近場の行楽にシフトしそうだ。

国内旅行は12年に記録した過去最高の旅行者数を上回る勢いで、

予約数はJTBは1割弱、日本旅行は同15%、阪急交通社も10%伸びている。

特にディズニーランドや東京スカイツリーなどに人気が集まっている。


スーパー惣菜のGW情報は
http://www.asahi-kikaku.net/service/detail_30.htmlをご参照下さい。


これから行楽シーズンを迎えて、食品の需要増加が見込まれる中で

安全安心に影響するニュースが出て来た。

・中国で発生した鳥インフルエンザで感染者が18名を越え6人が死亡、

 「H7N9」型は弱毒性であるが、人から人への感染はまだ不明で

 ハトやうずらの家禽からウイルスが見つかっている事から要注意。


・BSE対策で食品安全委員会は国内の食肉検査を免除する牛の月齢を

 「48カ月以下」に引き上げることを容認する原案が示された。

 これまでの「20カ月」から「30カ月」に緩和されたばかりなのになぜそれほど急ぐのか。


それを見越してか、牛丼各社が一斉に値下げを発表した。

・大手のゼンショーは「すき家」の牛丼を30円値下げして¥250に

 吉野家、松屋も値下げに付随する予定という。

30円値下げして消費が増えるでしょうか。

消費者のニーズはもっと違うところにあると思えて仕方ありません。


消費税還元セール禁止法案が波紋を広げています。

政府は22日、消費増税に合せ増税分を円滑にする特別措置法を決定しましたが、

どこまでが禁止なのか不明確で懸念や反発が広がっています。


その中、婦人服チェーンのしまむらは2014年4月以降に同じ商品であれば、

消費税が5%から8%に上がっても、表示価格を値上げしないことを発表。

同社は仕入原価や物流コストダウンで実質値上げに対応するとしている。


スーパー大手のイオンやセブン&アイも還元セールに反対しているので

消費増税分の値上げは抑えた価格設定になる可能性は高い。

1円・2円の利益で商売をしている食品スーパーはこの競争から離れる政策が重要です。


駅中店舗が好調な東日本鉄道は上野駅に地域産品店の「のもの」を出店し、

売場は30坪弱でありながら日商70万とコンビニを上回っているという。

品揃えは各地の産物で価格帯も当然高いが、他店にはない「エッ」と思う商品が多く、

立地の良さもあり人気を博しているようだ。


日本マクドナルドの苦戦が続いているが、原田社長はその理由を

「我々の創造力が落ち、顧客に驚きを提供出来なかったことにある」と述べている。


日々の顧客が同じである食品スーパーにおいても同様な事が言え、

変わらない品揃えに新たな品揃えと情報が重要になっている。



今週の1品 * スーパーのお惣菜、弁当、寿司


その他、興味のある方は: http://www.asahi-kikaku.net