早稲田大学教授の加藤諦三先生の著書「自信」を読んでいます。その一節に「挫折して自信をなくすということはけっしてない。挫折して、その挫折を自分で受け入れない時に自信を喪失するのである」と言っています。
また、別のところで、「潜在意識下の自己の事実に対する反応は、ほとんど自動的である」「現実を正しく認識するためには、この二つの自己(意識と無意識)がある程度統合されなければならない」とも言っています。
これらのことから、私たちが正しい自信を身につけるため、あるいは正しい精神的成長を遂げるためには、あるがままに自動的に認識する無意識と同じように私たちの意識も自分のご都合主義に惑わされずあるがままに認識し、無意識と意識の矛盾を極力ないように意識を注意深く見つめ、コントロールすることが大切なのではないでしょうか。
そのためには、自分の心の感情の動きに注意することが最も大切だと思います。「そんなことはない」「そんな馬鹿な」と打ち消す気持ち、「嫌だな」と避けたい気持ち、「なんかイライラする」などのイライラ感や不安感、これは意識と無意識の矛盾を感じているのかもしれない。などなどの自分自身の気持ちに警戒していくことが大事だと思います。
あと、ストレスなどがかかると身体が肩がこったり、身体が膠着します。そんな時も、意識での認識に謝りがあるサインかもしれません。身体をリラックスさせて、あるがままに認識するように努力したいものです。