人は、誰でも幸せになりたいと願っています。
しかし、「幸せとは何か?」という根本的なことを分かっている人は少ないのではないでしょうか。昔は、「女性の幸せは、結婚」と言われ、現在は、「お金持ちになること」だと思っている人は多いようです。
最近の脳内研究から、幸せを感じる脳内物質と人生成功に欠かせないやる気を生み出す物質は、全く別物であり、それらが働く刺激も別であることが分かってきました。
つまり、俗に言われる人生で成功すること(お金持ちになることや有名になること)と幸せになることは、全く別であるということです。
ちなみに、幸せを感じるのは、脳内物質の「セロトニン」あり、人生成功に欠かせないやる気を生み出すのは、「ドーパミン」という脳内物質です。
人生は、長い長い長距離マラソンのようなものです。短距離競走ではありません。ですから、セロトニンを中心にドーパミンを適度に活用して生きる生き方が望ましいようです。

それでは、どういう生き方をすれば、セロトニンやドーパミンは、うまく活用して、幸せで成功する生き方ができるのでしょうか。
その前に、最近の脳内研究によりますと、日本人の実に90%は、遺伝的にセロトニン・トランスポーターの働きが弱いそうです。つまり、ほとんどの日本人は、幸福感を感じる力が元来弱く、不安を感じることが多く、悲観的になりやすいということです。うなずけるのではないでしょうか。
ですから余計、日本人にとっては、幸せを感じるようになる努力が必要なのではないでしょうか。

幸せになるためには、どうすれば良いのでしょうか?
3つの方法を上げさせていただきたいと思います。
方法1.自分の妻、子供、恋人、親族に対して、「見返りを求めない愛情」を注ぐこと。
方法2.熱中する仕事や趣味を持つこと。但し、ギャンブルやTVゲームは、止めた方がよいでしょう。身を滅ぼしますから。
方法3.ネガティブ思考を減らして、ポジティブ思考を増やしましょう。
後に、方法3について詳しく話したいと思います。
一方、ドーパミンを刺激して、やる気を喚起するには、どうすれば良いでしょうか。その基本は、「目標を持つ」ことです。
最も良い目標は、「自分の人生の使命や目的」を自覚することです。私は、前世療法体験から、人は誰でも「人生の使命や目的」を持って生まれてきていると思っています。それを自覚することが大切です。自覚できないのは、自覚できる体験する機会にまだ出会っていないか、ご都合主義や悲観主義などのため知らず知らずの内に自分で否定してしまっているためだと思います。

「方法3.ネガティブ思考を減らして、ポジティブ思考を増やす」には、どうすれば良いでしょうか。
その前に、ある心理学者によると、人は1日に6万回の思考をしており、その8割がネガティブ思考だそうです。
つまり、この80%のネガティブ思考を少しでもポジティブ思考に変えればその分、幸せを感じることができるのではないでしょうか。
その方法をいくつか提案したいと思います。
方法1.何か仕事をするとき、この仕事が誰の役に立っているのか!?その役に立っている人のことを考えながら仕事をする。
方法2.掃除をする時には、汚れが落ちるときやゴミを拾うときにその汚れやゴミが自分のネガティブ思考であると思い、きれいにする。そうすると不思議なことに、すっきりしたように感じます。
方法3.ポジティブな言葉を毎日、頻繁に言うようにする。言葉に出すことが憚れる状況では、心の中で唱える。ポジティブな言葉が浮かばない人は、次のような言葉を唱えるようにすると良いでしょう。累積で1万回から3万回唱えると何らかの効果を実感できると思います。
ポジティブな言葉例・・・「ありがとう」「感謝します」「ついています」「いつくしみ」
「うれしく」「エンジョイ」「おおらか」「ラッキー」「スマイル」「ヤッター」