A.H.マズロー博士が唱える精神的に健康な人である自己実現した人の特徴の一つである「受容」について、今日は考察したい。
「受容」とうは、ご都合主義や感情にながされることなく、あるがままに受け容れることであると言われています。
私は、一番大切なことは、「自分自身の容姿、性格、欲望、感情、理性」「自分の人生」「自分の過去」をあるがままに受け容れることが、私自身の人間的成長につながると思います。
では、どのようにして、それらのものを受容すればいいのでしょうか!?
その要訣は、「良いことも悪いことも認めて受け止めること」「良いことも悪いことも感謝すること」「受け容れがたいことも許し、自分の大事なものとして愛すること」ではないでしょうか。
具体的には、人は誰でも受け容れがたい過去、恥ずかしい過去を持っているものです。その存在を確認し、それも大事な自分の一部であることを認め、受け止め、またそれを嫌がっていた自分があったことを認め、その存在を嫌がっていたことを謝り、そんな嫌な自分が自分の一部であることに感謝することを自分自身と対話しながら行うことが自分自身を癒すと同時に受容する力を高め、自己実現に近づけることになると思います。