成功回避行動とは、意識では成功を望んでいても、無意識的に成功しない道を選択してしまうこと。

【1】 要因
成功回避行動を起こす成功回避プログラムを無意識内に作ってしまう要因は、次の通りです。
1.「成功は損」という観念=「成功をして高い地位を得ると大変な思いをするだけで、結果損をするだけ」「女性は、結婚して、稼ぎは夫に依存した方が賢い生き方」というような観念が作り出すもの
2.「成功は悪」という観念=「お金持ちは悪いことしなければなれない」「儲けることは悪いこと」などの観念が作り出すもの。
3.「周囲が失敗を望んでいる」と思い込み、その期待に応えようとすることにより作り出すもの。
4.無意識は変化を恐れる。従って、同じ失敗をしがちである。同じ失敗を続けることにより、その行動を続けるプログラムが強化される。
5.予測により失敗を回避しようとして結果何もしないで失敗する。失敗回避プログラムが成功を阻む。
6.「自分なんか成功するわけない」という投げやり思考が成功回避プログラムを生む。

【2】 留意点
1.成功欲求が強いほど、成功回避行動は強化される。
なぜなら、成功欲求と成功回避行動は矛盾する。人は、矛盾を嫌う。従って、安易な選択である成功回避行動を選択がちになり、結果、成功回避行動を選択する。
2.順調なときほど不満を感じる。これは、成功回避プログラムの影響であることが多い。

【3】 成功回避行動を解消する方法
方法1.「成功するんだ」と強い決意を持ち続ける。
方法2.成功回避行動の存在と成功欲求を持っていると自覚し、方法3を併せて行う。
方法3.成功回避プログラムを見つけ、クリーニング・アファーメーションでヒーリングする。それを何度でも繰り返す。なぜなら、幼児期から何百回、何千回、何万回と成功回避プログラムは、上書きされている。
※クリーニング・アファーメーション=「ありがとうございます。ごめんなさい。許してください。愛しています」