先日お客様の会社の幹部面談を行いました。その会社の業績はこのご時勢でも堅調に推移しており、業界でも有数の優良企業といわれています。

 しかし、どうしても気になることがあったので直接幹部と話をしてみようと思ったのです。その気になることと言うのが『当たり前の基準』が変わってきているように思えたからでした。

 確かに業績が良いので他社よりも社員の待遇は優遇されています。しかしそのことに関して若手になればなるほど当然の権利の様に思っているのです。

 具体的に言うと社員旅行や食事代の会社負担が、客観的に見るとかなりの金額で補助されています。しかしこのままでは企業が大きくなったときにその負担は恐ろしい金額になることが目に見えています。

 第三者意見として“当然のラインを下げる”ことに着手しました。・・・しようとしました。しかし若手になればなるほど、抵抗があるらしく難航しました。よくよく聞いてみると最近のその会社の新人さんたちは、その福利厚生面に関しても当然あると思って入社しているのです。

 そりゃ、入社したときから厚遇されていればそれが当たり前になっても仕方ないかと思います。身に付いてしまった良くない習慣は変化が困難ですが、時間をかけてでも軌道修正していくつもりです。