クリスマス商戦がピークに突入。

23日、都内百貨店の専門店を除いて見ると、

・ローストチキンレッグは¥680~¥990

 中心プライスは¥880、

 名古屋コーチンロ-ストレッグ¥1490

 ローストターキーレッグは¥1890

・ローストチキン(丸)は¥2200~¥4500

・フライドチキンレッグは¥680が中心

・オードブルはワインに合う1人前¥1480、

 3~4人前¥2300~¥4500

その他、チキンキエフ¥730、カニグラタン¥600等

百貨店のイベント時には消費不況は感じられない。
 
商品づくりに最高の原料を使用し、商品の出来映えも良い。

スーパーでも商品の製造方法や売り方を見習う点は多く、

今後、専門店の売れ筋をスーパー価格で導入を計って行く。


今年のクリスマスチキンはコンビニの拡大が大きい。

店内にフライヤーを導入し、フライドチキンを大きく拡大している。

この影響は専門店やスーパーに昨年以上の影響力があると思われる。


コンビニ大手の業績は既存店がやや苦戦をしているものの

過去最高の出店スピードで最高益を更新している。

・ローソンの2012年3~11月期は前年同期比6%増になったようだ。

コンビニ各社が力を入れている政策に

売れて儲かる利益率の高いPB商品の開発がある。

アイテムが絞られている中のPB商品開発は原料調達から始まり、

メーカーの製造原価に深くかかわることになって来た。

・発売後半月で一時休止にした「ファミマプレミアムチキン」は

 タイで飼育期間を延ばして育て、肉の旨味を出したチキンが特徴。

・ローソンの「プレミアムロールケーキ」は

 小麦は米国産の最高級品とクリームは北海道東部産を厳選して製造。

・その他、セブンの「100%モルトビール」など原料を選定し、

 そこから商品開発を進めている。


沖縄の地場スーパーのサンエーは今年3月よりローソンのPB商品の扱いを始め、

3年後を目途に食品売上比率を2%まで引き上げる計画。

自社開発PBだけでなく、良い商品であればメーカー品より優先して取り扱うことが

各地のスーパーで広がって来るのではないか。


本来のPB商品は製造小売りでないと、商品の優位性は出せない。

しかし、原材料を海外に求めるようになると、

当然ですが為替の影響を受けることになり、

ここ数年の円高で恩恵を受けて来たが、

これから円安方向に進むと円安リスクを抱えることになり、利益を落とすことになりかねない。


PB商品が自店の差別化政策の有力手段だとすれば、

店づくり、売場イメージで差別化を図っているのが、100円ショップ「セリア」。

おしゃれな雑貨店をイメージして、どこでも同じ印象でセリアの世界観を伝える店づくりと

BGMについても有線放送から自前の音源に変えて、店舗イメージを五感に訴える。

同社の12年3月期売上高利益率は8.2%と同業を大きく上回っている。


2013年の小売り・サービス業界は激しい競合状況に置かれ、

その中で淘汰されない為にも差別化戦略を何で図るのか、対策が急がれる。


今週の1品 * スーパーのお惣菜、弁当、寿司


その他、興味のある方は: http://www.asahi-kikaku.net