(1)主旨

  日本人の実に97%は、2つで1対の遺伝子の内、うつ病遺伝子を1つは持っている人 が、全人口の97%存在する。日本人の65%は、2つともうつ病遺伝子を持っている人

だ。因みに、米国人は、うつ病遺伝子を1つ以上持っている人が80%いるが、2つ持っている人は、32%しかいない。なおかつ、米国人の20%は、楽天遺伝子しか持ってい

ない人達である。日本人の中には、楽天遺伝子しかない人は、なんと3%しかいない。

 この「うつ病遺伝子と楽天遺伝子の数は、日本人という民族の特徴を作り出しているのではないか」というのが、本論文の主旨である。

 

(2)うつ病遺伝子の性格的特徴

  うつ病遺伝子は、セロトニン・レセプターの働きを悪くして、うつ状態に導くものです。

  それにより、次のような性格的特徴を発出しやすくなります。

  性格的特徴1.不安感に陥りやすい。不安感を回避する為に、冒険や危険を回避する傾向が強くなったり、他者に過度に同調したり、依存したり、達成感を求め依存症に陥りやすい傾向がある。

                        日本人の17%は、何らかの依存症というデータもある。

                      また、成功回避行動が習慣づく者もいる。

  性格的特徴2.悲観的に考えやすい。または。悲観的妄想をしやすい。

  性格的特徴3.失敗をより恐れるようになる。失敗が自身の否定と捉えがちになりやすい。それにより、完全主義に陥りやすい。

  性格的特徴4.自分に厳しく、細部にまで固執する傾向が強くなりやすい。

 

(3) 上記の性格的特徴から下記のような日本人は、社会的特徴を有する様になった考えられる。

  社会的特徴1.同調意識が強く。枠から外れること嫌うとともに、特異な行動をする人を避難する傾向が強い。故に、日本人社会として規律や統制が取りやすい。

  社会的特徴2.安心安全、清潔を過度に求める傾向が強い。危険な状態では、団結しやすいか、フリーズしやすい。

  社会的特徴3.過去の成功体験を重視しやすく、そこから抜け出しにくい。

  社会的特徴4.変化を嫌い傾向が強く、環境に順応しやすい。デフレ経済が30年続くなど異常な状態も長期化する。

  社会的特徴5.極みの文化・極みの技術・極みのサービスを築きやすい。

  社会的特徴6.ブランド志向、ナンバーワン志向になりやすい。

  社会的特徴7.社会として皆同じ方向に向かいやすい。多様性が少ない社会になりやすい。

  社会的特徴8.課題が明確だと団結して力を発揮しやすい。従って、日本人が多い組織では、マイナス情報ほどオープンにした方がうまく行くことが多い。

  社会的特徴9.全くの0から創造する人は少ない。

 

(4)日本企業に有効な経営スタイル

  経営法1.最悪事態想定法

       会社がピンチな時や何をやってもうまくいかない泥沼状態の時、最悪な事態を想定し、その状態でも会社を潰さない方法を明確化し、最悪な状態になる場合も甘受する覚悟を決める。

                   その後、それより良い状態を作るために何をするかを明確にし、一つ一つ実践していく。

  経営法2.危機感を共有することによる課題解決

  経営法3.多様な人材を採用し、多様なメンバーによるチーム作り

  経営法4.エースを活かすチーム作り

       極める人材、創造性が高い人材を中心に据え、彼らが働きやすいチームを作る。

  経営法5.ナンバー1アピール法

       ブランド作り