日本国政府が進める働き方改革には、労働時間の制約、厳密な時間管理、ダブルワークの推進、労働監督行政の強化など従業員の帰属意識や仕事へのモチベーションを低下させ、チームワークを壊す政策が含まれており、ブルーカラーやホワイトカラーの別なく悪しき欧米の働き方価値観を我が国に蔓延させようとしています。

このままでは、日本の企業から帰属意識を含む企業ロイヤリティ、チームワーク、「仕事は楽しい」という価値観、働くことへのモチベーションが失われていく可能性が高まっていきます。

従って、企業防衛の観点から企業独自で企業ロイヤリティ、チームワーク、モチベーション向上策を進めて行くことが肝要です。

 

企業ロイヤリティやチームワークを高めるために、今注目されているのが脳内物質・オキシトシンです。

 

オキシトシンの効用は、

・人の愛情を高める

・人の所属の欲求を高め、所属するグループへの帰属意識を高めます。

・メンバーへの信頼感を高めます。

・愛着するグループ外へは、排他的、闘争的になりがちになります。

・人に関しては、オキシトシンは、脳内物質・ドーパミンとセロトニンの分泌を促し、それらの効用を引き出します(HOME回路)。

であり、

 

ドーパミンの効用は、

・人に達成感をもたらし、また挑戦したいと思わせる

・人に行動や仕事へのやる気、挑戦意欲、成長意欲をもたらす

・集中力や注意力を与え、学習を強化する

 

セロトニンの効用は、

・精神の安定をもたらし、落ち着いた意欲を与える

・内発的動機づけをもたらす

・幸福感と体内時計を正常に機能させる

です。

 

オキシトシンは、HOME回路の働きにより、オキシトシンの愛と所属の効用のみならず、ドーパミンとセロトニンの効用も合わせて得られ、従業員のモチベーション、企業ロイヤリティ、チームワークを高める効果が極めて高い脳内物質です。

 

オキシトシンの活用を意識して、企業文化建設を行うべきでしょう。