1995年頃だったと思います。
ブリージングと言う過呼吸により、脳内を過酸化状態にして退行や生まれ変わりを体験する研修に参加しました。3日か4日間の研修であったと思います。
講師は、米国人の女性で通訳を介して研修は、進行されました。
講義やゲームなどを交え、3回位ブリージングを行うものでした。

ブリージングは、過呼吸状態を意識的に作り出すものであるため、最初は、苦しいものでした。それが、幻覚が見えるように頭の中に色々なものが見えるようになると苦しさはなくなり、頭の中で展開する映像を楽しむことができる面白い体験でした。

今から14年前のことなので、順序は違うかもしれませんが、その時に頭に浮かんだ映像をお話しします。

ブリージング体験では、比較的見ることが多い体験なようですが、自分の生まれ変わりを体験しました。真っ暗闇の中で、人の話し声が聞こえ始め(但し、何を言っているかは分かりませんが)、目の前が光の筋が見え始めました。その後、光の中に数人の人影がぼんやり光に包まれて見えました。
私は、帝王切開で生まれたため、一般的な生まれた方をした人が体験する産道をくぐる体験がないせいか、あまり感動はありませんでした。

次に、体験したのは、射殺され、手術台に乗せられている男の人です。司法解剖をされているのか、医師が心臓あたりを開いて、ピストルの弾を取ろうとしていました。
弾をとる時、私の心臓に電流が走ったような感じがしたのが印象的でした。
その後、いきなり、その男(金髪の白人のように感じられました)が、隣に美人の妻(白人と東洋系かスパニッシュ系のハーフ)と夜空を眺めながら談笑している場面にいきなり飛びました。なんでその場面に飛んだのかはわかりませんが、たぶん、その男性が妻のことを思ったため、その場面に飛んだのでしょう。
最初は、この映像が私の前世かと思いましたが、どうやら景色や手術台の装備を見ていると現代に近いようで、たまたま亡くなった人の所に意識が飛んでいったか、ただの幻覚だったのかもしれません。

最後に見た映像は、やはり米国です。雪が降り積もる森の道路で、自動車事故が起きていました。私は、上空からその様子を見ています。
回りに人が集まり、警察も来て実況見分をしていました。車の中には、一人だけ中年の恰幅のよい男性が亡くなっているようでした。
今回は、ただ上から眺めているようで、それ以外の光景は何もなく、それだけで終わりました。現代の映像です。何の意味があるのか、それともないのかはよく分かりません。

以上がブリージング体験でした。