先ず始めに断って起きたいことは、これからお話しすることは、何も同情してはいけないという話ではありません。
同情心と向かい合いながら、自分の負け癖を直そうということを言いたいのです。

私のような至らない人間のレベルでは、人が「同情」をする時、相手に感情移入する段階で「自分も同情した相手と同じ精神状態にまで落ちなければ悪いのではないか」という心理になることが多いことに気づきました。
これでは、人を救うどころではありません。逆に不幸な人間をまた一人増やしてしまいます。

ピンチはチャンスなり!
これを機会にこの負け癖思考をなくしてしまう絶好の機会です。
なぜ、こういう気持ちになったのか?いつ頃からこういう思考をするようになったのか?
思い出すことにしました。遠い記憶がかすかに浮かんできました。
保育園時代の記憶が浮かんできました。
当時、ライバル的な男の子が出てきました。男の子は、私にとっていじめっ子です。いつもイライラしていて、何かと私に突っかかってきます。
私は、争いたくないが、なぜか彼は攻撃をしかけて来ます。
「争いたくないが、戦わなければならない」というジレンマに悩まされている状況が見えてきました。その結果、子供の私が出した結論が、「ほどほど戦かって負ける」という洗濯です。
その思考が、巡り巡って同情すると、「自分も同じ状態にならなければならない」という考え癖につながったようです。
そこで、私は、子供の私のこの考え癖と和解することにしました。
この考え方した子供の私の存在を認め受け容れ、傷ついた子供の私の怒りを聴き、子供の私に謝り、未成熟な心で心理的に葛藤した子供の私に感謝しました。
すっきりしました。
今後は、このような思いが浮かんでこないかどうかは分かりませんが、晴れやかな気持ちになったことは間違いありません。