NHKの新番組「ドキュメント72時間」を見た。

バックパッカーという言葉を初めて聞いた。

文字通り背中に荷物を背負って旅する人たちの事を指すようだ。

東京・山谷の木賃宿に世界中から外人が集まって来ている。

そして、いろんな東京を体験して帰る。

彼らには、東京は自由なところで、しかも日本人は親切なのだそうだ。

母国で体験できないジャンルを体験して帰るのだが、よく考えると日本人は東京を越えて世界へ出ている。

充足している事に飽き足らず、不足を求めている。

若い人の特権だと思う。

本当の自分に出会うのは、いつなのだろうか。

これって、永遠のテーマ?

外国では、墓標に「○○の人」という風に刻むようだが、自分を○○と言い切れる人はどれだけいるだろうか。

孔子の教えに、15才:志学、30才:而立、40才:不惑、50才:知命、60才:耳順、70才:従心とある。

○○と言い切れずに何歳になっても「不惑」に入れない人が多いように思う。