先日、電車の吊り広告で「スイッチが入るとガッと変る」という風な見出しが目に留まった。

「人が変る」という状況を見ていると確かに急に変るものである。

「腑に落ちる」という言葉が適当なのかも知れないが、それでも「人が変る」という事には必要十分条件ではない。

確かに「腑に落ちる」ことが前提条件なのだが、きっかけというスイッチを押す必要があるのだ。

山本五十六元帥の「やってみせ、言ってきかせてやらせて見て、褒めてやらねば人は動かじ」の言葉を思い出す。

スイッチは、他にも色んな事柄があるだろうが、「褒めて・・」も重要と思う。

コーチングには、ただ単に聞いて自己決断させるだけでなく、フォローして結果を出させるという視点でこの「スイッチ」が必要になる。

一般に言われるコーチング手法がうまく行かないポイントに、この要素が欠けているからだと思う。