祖述という言葉がある。
意味は、「先人の説を受け継いで述べること」と辞書に載っている。
人間、誰しも自分だけで生きている訳ではないので、誰かの影響を受けている。
その影響を受けて発言する場合、あたかも自分の考えのように振舞うのも一つの方法かも知れないが、謙虚に借り物であることを示すのも方法である。
「祖述」というのは、誰々の説では○○だという表現の仕方になる。
この根拠を明確にして、自分の経験や見識を披露するというやり方もある。
あたかも自分の考えと言うのは、私には出来ないので、「誰々の説はこうですが、私は、こう考えます」という風な使い方をしている。