「差別より、区別」
≪何処かや誰かと違う事より、正誤の区別の方が重要である≫の意です。

このレジャーホテル業界では、昔から「差別化が重要」と言われ続けてきましたが、本当に「どこか他所と違う事をする」事が正しいのでしょうか?

もし、「している事が、正しいホテル」と差別化するとしたら???
間違ったことをするしかありません。

差別化を図ろうとして、正しい事柄を避けてしまう事は愚かな行為です。

差別と言うのは「本当は、それほど違わないのに自分の〔好きや嫌い〕や
立場による〔良し悪しの都合〕で分別する事」を指します。
ですから、人によってその別け方は十人十色です。

レジャーホテルで、その差別化をするとしたら、誰が基準となるでしょう?

きっとオーナー(所有者)とか社長(経営責任者)でしょうね。
でも、それで良いと思いますか?

それじゃ駄目なんです。
なぜなら・・・・・
オーナーも経営者も、そのホテルからお金を貰う事は有っても
ホテルの利用料金を払う立場(お客様)にはなりませんよ。

ホテルは誰の好みに合わせたら良いとお考えですか?
オーナーですか?経営者ですか?
違いますよね!

お客様ですよね。

お客様のお好みに合わなければ、ご利用戴けず、お料金(売上)も
上がりませんよね。

オーナーも経営者も、言ってみればホテルの「主」です。
その人達の感じたり見たりする事で決められていく全ての事柄は
「主観的」な判断だと言う事が出来るでしょう。

これに対して、尾料金をお払いくださる人達(お客様)の感じ方や物の見方で
判断される事柄は「客観的」と言う事が出来るでしょう。

全く、字のままですね。

「客観的」ということは、誰が、いつ、何処で判断しても
同じ答えが出るということですから、このことを
「普遍的」又は「本質的」と呼ぶ事が出来るでしょう。

たった一人や二人の好みに合わせるのとは大きな違いです。

レジャーホテルに限らず、殆どのお客様相手の店舗商売は
お客様のお好みに合うかどうかを、経営者が「客観的」な判断する事で
成り立っていくのです。

もし、この観点を忘れて「主」が自分だけの考えや好みでホテルを運営したら
すぐにお客様は離れていってしまうでしょうね。

「どこかと違う事」などより「正しい事」をしましょう。
「どこかと違う」とか「どこかと同じ」なんて経営の指針になりませんし
運営の方針に加えてもいけませんよ。


さて、感想はいかがだったでしょう?
「おもしろい」という方も「つまらん」という方もおいででしょう。

所詮は「当たるに然る」、つまりは当然極まりない事ですから
知っていられる方にとっては「全く詰まらん話」なのです。
もし「これは、面白い」と思ったら、それが問題点かもしれません。

では、また次回をお楽しみに・・・・ラブホテル繁盛請負人 平田壮吉
http://www.hos-spiral.com