「困ったら、迷え」
≪問題の発生に対して、精神的に困惑する時間が有るなら、間髪入れず
複数の解決策を考察して、作業方向を選択する作業に移るべきだ≫の意です。

「困る」と言う字は、囲いの中から樹木が伸びるところを失っている状態を表し
言わば、行き所が無い状態を表現するのですが、ビジネスでは死活問題です。

しかし「迷う」という字は、人が道を選びあぐねている様を表現し
方向性の選択が困難である事を示します。

ここで「困っているなら迷いましょう」と申し上げて居るのは
考察対象を「問題となってる事象について考える」事から
では「何をどうするか?」と言う考察に切り替えましょうと言っているのです。

ホテル運営での方針修正は時間との戦いです。
考察に時間を取られると致命的な結果を生む事があります。

誰でも「どうしたら一番良いだろう?」と考えがちですが
「とりあえず、ここはこうしてみよう」と速やかな改善を図るべきでしょう。
確かに、余りにも浅い考察で「返って問題を深刻化させる」様な事が有ってはなりませんが
最高の改善方法を考え出す事に、多くの時間を取られる事は、裂けたほうが良いでしょう。

「直す」と「放置」することは大きく違いますが
「完全に治す」と「殆ど問題なくする」の差は小さいのです。

また、改善に掛かる経費についても同じ事が言えるのです。
改善に掛かる経費がそれほど大きくないにも拘らず、多くの業者に見積りを要求して
一番安いところに注文することばかりに気を取られて、長い期間に亘り
お客様に御不便をお掛けするなどは、避けるべきでしょう。

とにかく、困っている時間があるのであれば、「どうするべきか?」を迷うように
心がけて、それが完全な改善となるかの考察に時間を取らずに
少しでも早く改善する事をお薦めいたします。

取りあえずの改善を済ました後で、より良い改善方法を考える事で
お客様への影響を一刻も早く取り除きましょう。


さて、感想はいかがだったでしょう?
「おもしろい」という方も「つまらん」という方もおいででしょう。

所詮は「当たるに然る」、つまりは当然極まりない事ですから
知っていられる方にとっては「全く詰まらん話」なのです。
もし「これは、面白い」と思ったら、それが問題点かもしれません。

では、また次回をお楽しみに・・・・ラブホテル繁盛請負人 平田壮吉
http://www.hos-spiral.com