「閑散は繁忙の母」
≪来客数の少ない時間帯や曜日の販売方法や作業のあり方が、
満室が続く時間帯を作る≫の意です。

ラブホテルの来客頻度は、極々一部の店舗をのぞいて
閑散と繁忙の繰り返しです。
切れ目無く繁忙状態が継続する事は希です。
もちろん経営者としては、切れ目無くずーっと忙しい事が望ましいのですが
中々そうは行かないのが現実です。

ですが、平田は何度も経験していますがずーっと満室状態が継続してしまうと
それはそれで困った事が出来てきます。
まさか、お客様を待たせたままで特別清掃に時間を使うことは出来ません。
設備のメンテナンスにしても、困ります。
だからと言って、そのまま追加清掃ばかりを継続すれば
部屋が汚れてしまいますし、設備の故障にも対応できません。

「い」の項目で書きましたが
「忙しい時は稼ぎ、ヒマな時は磨く」のです。

平田は、閑散期間は、繁忙期間に備えるためにする事を済ましておくために
ビジネスの神様がくれた贈り物だと思っています。

それどころか、ヒマな時間帯の清掃や整備の仕方で忙しさが作れると思っています。
閑散時間は、繁忙時間帯に出来ない事をやっておく貴重な時間帯です。
決してダラダラと無為に過ごしてはいけません。

空調の整備や電球類の交換、ベッドの分解掃除や浴室の天井清掃など
やっておくべき事はたくさんあります。
他にも、浄化槽やボイラーの整備、管理パソコンの更新作業
消耗品の棚卸や食品の在庫の整理も済ませておかないと
お客様で溢れる繁忙時間帯は、向かえる事が出来ません。

お客様が多いときは、忙しいから出来ない
暇なときは従業員が居ないから出来ない。

そんな事を言っているホテルは、段々と暇な時間が長くなり
忙しいときがなくなってしまいます。

つまり「閑散時間他の過ごし方が繁忙時間を作る」のです。


さて、感想はいかがだったでしょう?
「おもしろい」という方も「つまらん」という方もおいででしょう。

所詮は「当たるに然る」、つまりは当然極まりない事ですから
知っていられる方にとっては「全く詰まらん話」なのです。
もし「これは、面白い」と思ったら、それが問題点かもしれません。

では、また次回をお楽しみに・・・・ラブホテル繁盛請負人 平田壮吉