「お客の顔も三度まで」
≪お客様の権利を尊重して、可能な限りご要望に応える不断の努力が必要だ≫の意です。

確かに全てを完璧にする事は難しいのですが・・・・・大丈夫です。

お客様も、1つのミスがあったからといって、そんなに簡単に離れはしません。
なぜなら、今まで気に入っていたのがからです。

それは、投入労力への自己評価が関係します。
簡単に言ってしまえば「自分のやってきた事は正しい事だ」と信じたいのです。
いままで気に入っていた何かに不都合が生じたとしても「いや、そんなはずは無い」と
自分に言い聞かせ、「きっと、何かの間違いだ」とか「今回だけだろう」と
その事に対する評価を簡単には変えないのです。

言い換えれば、一度気に入って頂ければ、簡単には嫌われないという事です。

昔からこの事を「金の掛かった女は、捨てられない」なんて言います。
「俺が惚れて、これだけ注ぎ込んだ女なんだから、悪い筈が無い」と言うことです。

でも、安心していけません。
そんな〔仏の顔〕を持つお客様でも、ミスが何度も続けば・・・・
「あれっ!もしかして、駄目かな?」と気がつきます。
言わば「魔法が解ける」のです。

客室の清掃にミスがあったり、お料理の提供に長く時間が掛かったり
お風呂の温度度がぬるかったり、空調の調子おかしかったり
清掃の騒音がうるさかったり、料金にミスがあったり
あるべきものが無かったり、料理に季節感も無く、
繰り返し満室や清掃の滞りでお待たせする事が続くと・・・・・

そのお客様は他のホテルに鞍替えしてしまいます。
こうなると、簡単にはお戻りいただけません。

一度信頼を失った信頼を取り戻す事は極めて困難です。
多少の問題はあるかもしれませんが、それを放置してはいけません。

繰り返しお客様をガッカリさせる事の無いようにしましょう。
そうすれば、お客の顔はいつまでも「仏様」のままです。
つまりはリピーター様で居てくださるのです。

さて、感想はいかがだったでしょう?
「おもしろい」という方も「つまらん」という方もおいででしょう。

所詮は「当たるに然る」、つまりは当然極まりない事ですから
知っていられる方にとっては「全く詰まらん話」なのです。
もし「これは、面白い」と思ったら、それが問題点かもしれません。

では、また次回をお楽しみに・・・・ラブホテル繁盛請負人 平田壮吉

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