自分の息子を育てて後継社長にしたいという場合、どのように育てたらよいのか?
基本的なことを身につけて貰うために他社で修行をつんで貰うなどの方法は有効でしょう。
その後、自社に入れてからうまくいかないところが結構多いようです。
それは、なぜか?
後継者である息子を早くものにしょうと焦ってとにかく厳しく当たりすぎて「責め殺してしまう」ためです。
アドラーという心理学者は、人を育てるには、「短所を無視して、長所に注目する」と言っています。
本当に息子を育てたいならば、短所にさわらず、長所を認め、それを本人にフィードバックして長所を伸ばす育て方が大切です。
発明王のエジソンは、アスペルガー症候群という精神的障害を持ちながら、あのGEを創業し今日まで残しました。これは、彼の母が、エジソンの長所のみに着目した教育をしたからです。
私の顧問先の息子さんは、一時追いつめられてうつ病までなりました。
しかし、その人の長所に注目し、その長所に従って会社を運営するように環境を整え、サポートしていくと、一変し始め、今は社長に厚い信頼を頂き、グループ会社の主力2社の経営を任されています。