IRには公平開示という考え方があります。

アメリカの証券取引委員会(SEC)がFair disclosureとして規則化したものです。

上場企業が投資判断の材料になる情報を全ての人に公平に開示するように定めています。

一部の機関投資家やアナリストだけが、企業から「ここだけの話」を入手するのはけしからん、ということです。

ですから、機関投資家に情報を出したのなら、できるだけ早くその情報を他の投資家も入手できるようにしなければなりません。

企業のホームページを見ると決算説明会の資料や動画がアップされていますが、これも公平開示の結果です。

決算説明会に参加するのは機関投資家やアナリストだけですので、その場で発表された情報が一般の人にも入手できるようにしているのです。