「眼科の看板」
≪目の悪い人が見る、眼科医の看板に細かい字を書いても読めない≫の意です。

最近、サービスタイムとかチェックインの時間、沢山のルームランク別や
曜日別の料金表などが細かい字で書き込まれた看板を見かけます。

でも、小さな字でギッシリと営業案内や料金システムを書いたところで、
通りすがりの少ない時間で、誰も読むことなど出来ないのです。

確かに、看板とは≪何かのメッセージを案内する≫機能を持つのでしょう。
ラブホテルの看板が伝えるべきことは何でしょう。

客室設備の説明まで書かれた看板も見かけたことがありますが
その記載内容にどれだけの意味があるのでしょう。

現在ラブホのほとんどは、性風俗特殊営業の届出をしているので
街頭や道路沿いに、ご案内看板が出せません。

だから、ほとんどの看板は建物とか入り口に掲示されています。
と、言うことは・・・看板を読んでいるお客様はホテルのすぐそばにいるのです。

なぜ、ホテルのそばにいるのでしょう?
それは、・・・・利用する為です。

そして、ご利用されるのはいつでしょう?
それは、・・・・今です。

だから・・・・明日や明後日の情報は要らないのです。
今日の情報だけで、それも今にだけ対応すれば十分なのです。
足りない情報は、客室の中で案内を見てもらいましょう。

看板には、入ってもらうために必要な情報しか載せないようにしましょう。
それには、雰囲気とか魅力を表現しなければなりません。

それから、値段の安さでお客様を引っ張るのは感心しません。
安いと言うことは、確かに魅力でしょう。
しかし、それでは利益が犠牲になります。

料金の表示は簡単でよいのです。
それより、雰囲気を伝えましょう。

楽しさとか快適性を、文字ではなく≪色≫とか≪形≫で伝えましょう。
その方が、看板は機能するのです。

それから、夜間明るすぎる看板もよくありません。
適度に、目立ち、文字の読みやすい看板が好まれますので
この辺もご注意ください。


さて、感想はいかがだったでしょう?
「おもしろい」という方も「つまらん」という方もおいででしょう。

所詮は「当たるに然る」、つまりは当然極まりない事ですから
知っていられる方にとっては「全く詰まらん話」なのです。
もし「これは、面白い」と思ったら、それが問題点かもしれません。

では、また次回をお楽しみに・・・・ラブホテル繁盛請負人 平田壮吉