依頼内容は、ある都市の繁華街でバーをやりたいとの事。
女の子を置いたいわゆるガールズバーである。
キャバクラなど深夜営業が規制強化されたが、この形態は「深夜酒類提供飲食店」
扱いとなるため、0時以降の営業も可能で、キャッチや呼び込みも規制にならない。

依頼者は、その地域で一年以上空き物件を探しているが、いっこうに見つからないので営業している店に譲渡してもらえるように交渉してくれないかとの事。

提示されたギャラは悪くはないのだが、いかんせんこの年末のクソ忙しい時期にと思ったのだが依頼を受けることとなった。
なぜなら、この社長今回で三回目の依頼となり、ウチにとって上客だからである。


最初の依頼は今から7年ほど前。
この社長はそれ以前から全国である養成学校を展開していた。
(学校の内容は特定されるので言えない)
その時、入学金や授業料のローンを親御さんや本人が組むのだが、
そのローン会社もその社長は金融会社を作り自身の部下にやらせていた。

金融をいきなり素人がやったものだから、卒業後や途中で辞めた人からお金を回収できないので手伝ってもらえないかとの依頼であった。
勿論、そのまま依頼を受けたら弁護士法に触れることとなる。
そこで、金融会社の役職を貰い、勤務形態を作り、債権回収のお手伝いをすることになった。

未回収額、数千万。

勿論、自分たちも回収に精を出していたのだが、まったく取れないとの事だった。
いざ、手をつけてみると失礼ながらほんとにお粗末。
金利の計算も契約書も管理もずさんなものだった。

しかし、依頼を受けた以上完璧にやり遂げることをモットーとしている弊社は、所在地不明の方以外のほとんどから回収した。しかもほとんど一回ないし二回払いで。
勿論、中には長期に及ぶものもあったがそれも21年4月には全て終了。

依頼者も諦めていたお金が戻ってきて、弊社も悪くないギャラを手にした。

そんな事もすっかり忘れていた時、平成24年5月、この社長から当方の携帯に二度目の依頼の電話が鳴った。

続く


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