どうなりたいのか?
それがないままにただ業績を回復させたいと思ってもなかなかうまくいかないものです。現状をなんとかというのはわかりますが、まず第一目標地点がどこなのかそれを明確に持つ必要があると思います。

どこへ向かっていきたいのか?その方向性を明示いただけないとアドバイスができません。

成功される方は、必ずあるべき理想の姿をお持ちです。そのためにどうすれば良いかを考えられます。

何年かかっても良いと思います。経営の現場では、夢や目標はすぐに実現するものではないです。ゆっくりと歩を進めれば、いつか必ず成功に近づくものだと思います。

良くないのは、ただなんとなく赤字にならないようにやっているという状況です。このような状況が一番、現状打破が難しいです。

まず、どうされたいのですか?どうなりたいのですか?と社長にお聞きします。
現状が赤字であるとか債務超過であるとかというのは別問題です。夢と目標、身近な第一到達地点がどこにあるのか、それをお持ちであるかどうかを確認させていただきます。

改善・改革よりもこの第一到達点をどこにするのか、その確認作業から入らせていただきます。なければ、作っていただきます。

赤字だけを解消しようと思っても無理です。夢や目標があって初めて、解消できるものです。

実は赤字企業の特徴は、この夢・目標の欠如、希薄さです。
だんだん夢が持てなくなって、当初の予定通りには行かない。赤字にだけはならないようにしようと頑張られます。そうして徐々に息切れされます。

別に大きな夢を持たなくても実現可能な目標でも良いと思います。
あるべき姿を自分で作って行くことです。

夢・目標がない状況では、改善・改革は難しいです。
成功するための条件は、決まっているようです。
あるべき姿自分で描いて下さい。そこから改善・改革はスタートします。