中庸とは、
1 かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。また、そのさま。「―を得た意見」「―な(の)精神」
2 アリストテレスの倫理学で、徳の中心になる概念。過大と過小の両極端を悪徳とし、徳は正しい中間(中庸)を発見してこれを選ぶことにあるとした。
だそうです。
孔子やアリストテレスも中庸の大切さを説いています。

しかし、如何にしたら、中庸の心持ちになれるか?を説いてるものにであったことがありません。

心理学では、「認知の歪み」という言葉があります。
思い込み、マイナス思考、安易な楽天的思考、二者択一的思考、安易な一般化、恣意的推論、選択的抽出、すべき思考、感情的決めつけ、ラベリング(レッテル貼り)、根拠のない自己関連づけ、拡大視、縮小視などです。

このような知らず知らずに私達が陥りやすい「認知の歪み」に囚われることなく、「あるがままに」認知できる心持ちを「中庸」と呼ぶのでしょう。

「認知の歪み」を生み出すものは、私達の心の中に潜んでいる不安、恐れ、満たされない思いや記憶などが多いと言います。
自分の気分や感情に目を向け、そのような思いをヒーリングし、「中庸」の心持ちを得たいものです。