昨日、3つの意識のことを書きました。
私たちが自覚している「意識」、ほとんど自覚していないが実際に私たちの体を動かしている「無意識」、そしてあったか感情をもたらし、心理学的にウェルビーイングという精神的に幸福な状態をもたらす「超意識」の3つです。
先日、「ミスの多い社員」の所で書きましたように、仕事をうまく行うためには、無意識の働きをよく理解して、無意識内で日々創られるプログラムの中で失敗をもたらすプログラムや不快な気分をもたらすプログラム、否定的感情を創るプログラムに振り回されないようにしなければなりません。
無意識内のそれらの好ましくないプログラムに振り回されないためには、今の感情や思い癖(思考パターン)がどこ(無意識か、超意識)から来るもので、自分にとって良いものか悪いものかを意識して判断し、悪いものはその存在を否定せず、そのようなプログラムがあることを認め、「ありがとう」と言って、そのプログラムにさよならしましょう。
大抵のプログラムは、その存在を認知することによって消失します。
勘違いしてはいけないのは、無意識は、本来、私たちが生きていくために欠かせないものであり、意識や超意識より生存に対する欲求が極めて強いものなのです。
それ故に、時には意識の方針を無視して勝手にプログラムを作り続けるのです。
ハッピーな思いをあまり創らず、不快な思いを無意識がもたらすのも、生存に対する欲求が強いためなのです。不快な思いをもたらせた方が、私たちが一生懸命行動しようとするからです。
しかし、危険な自然界で生きているならともかく、生命の危機の少ない現代社会では、むしろ好ましくないプログラムを無意識で創られていると言えるでしょう。
そのため、精神病に悩まされる人や自殺する人、人や動物に危害を加える人は増えているのは、そのためです。
そのためには、私たちは、無意識の存在を理解し、つきあい方を勉強することが大切です。