ある会社の社員で、同期の人たちが上に向かって頑張っているの見て、自分も頑張らなくてはと思うと、胃が痛くなる人がいるとその上司から相談を受けました。
なぜ、胃が痛くなるのか?
その人の無意識にその人の行動を阻むトラウマがあり、その人が頑張ろうとすると、
「そんなことをして失敗したらどうするの?自分を傷つけるだけだよ」
「頑張ったから報われるわけじゃないよ。自分の過去を考えな」
などと無意識から意識にささやくのでしょう。
過去の挫折や嫌な体験がその時の嫌な感情を伴ってトラウマ化しています。
このようなときは、痛むところ(この場合「胃」)に手を当て、
「この痛みは、どこから来るの?」
「あなたはだれなの?」
などと問いかけてみましょう。
そうすると、トラウマの原因となる経験を思い出すことがあります。
そうなればしめたものです。
その体験を受容するために、
「そんなことがあったな」
「思い出させてくれて、ありがとう」
「貴重な体験、ありがとう」
「私の人生さん、ありがとう」
「胃さん、苦しい思いをさせて、ごめんなさい」
「胃さん、私の人生さん、愛しています」
などと声を掛けてやると、癒されます。
そうすると、沸々とやる気がみなぎるのを感じ、頑張れる様になるはずです。

以上のように、その上司にアドバイスするように教えました。