ある会社の研修で、「仕事」と「作業」に関することを書かれたある文章を読んで、この文章が言っている「仕事と作業の違いに述べよ」という問いに対して、次のように答えた人がいます。
「相手のことを思って取り組むことが仕事で、自分の事だけを考えて取り組む事が作業」と答えました。
(正解は、「お客様のことを考えながら取り組むのが仕事。ただ、指示されたことを行うのが作業」)
この答えが正解かどうかは、問題ではありません。
問題は、作業を「自分の事だけ考えて」とあたかも悪者のように過度に擬人化したような表現を用いることです。
これは、「彼が無意識の中に過度の自責の念を抱えている」と思い、研修後、彼を呼んで話し合いました。
大変、プレッシャーに弱く、何でも自分の責任に感じやすいタイプでした。
彼には、初歩的な過度の自責の念を持ちやすいという自縛を解く方法を教えました。
我々は、自分で自分を追い込んだり、ストレスを掛けすぎたりしてしまいがちです。注意したいものです。