心理学者の加藤諦三先生の著書を読ませて頂くと、私たちは、幼児期の満たされない思いや愛情不足、規範意識(「~すべき」「~しなければならない」)、トラウマなどにより精神的未熟性を残し、私たちの無意識下に自己否定的な観念(思考)ができあがってしまっているようです。それが、残念ながら私たちの人生の足をしばしば引っ張っているようです。
また、それら無意識下の自己否定的な観念に対する抵抗として自己中、自己顕示欲(見栄っ張りなど)などの性格として発露し、一方でそれらの性格が発現されると、「またやってしまったか」と意識もしくは無意識で自分自身を責めることにより自己否定をする観念がさらに強化されるという悪循環に落ちいっているようです。
これらを払拭するには、今までは、さらに自己にむち打って、自らを鼓舞し、強く行くことが正しいように言われてきましたが、これはとんでもない間違いのようです。
逆に、自らが自らの満たされない思いや幼児性、規範意識によるストレスなどに気づき(気づくことにより癒される)、自分の人生や運命を受容し、肯定することにより心を精神的に成熟させていくことが大事のようです。
そのために、私は、ブログで書いているように自分自身と対話し、自分の無意識下にあるものを引き出し、受容するとともに、毎日、私自身に「自分のすべての人生と運命がいかなるものであれ受容し、感謝します。恥ずかしいような体験もすべて許し、感謝して受け容れます。また、自分の無意識に負荷をかけるような思いや経験をさせたことに謝ります」と言うようにしています。
とても肩が軽くなり、気分が爽快になります。