さて今年も押し迫り、年度末の予定を立てようと暦を見るに、どの月にも「不成就日」が何度も記載されてることに気付く。
そういえば、契約や入居、結婚式の日に、不成就日と書いてあるけど大丈夫ですか?と聞かれたことを思い出しました。

結論から言って、全く気にすることはありませぬ。^^
当事者にとって、空亡日や天戦地沖、干合支刑、極端に悪殺重なる日でなければ、また風習上、顰蹙を買わない日であれば、
問題ないのです。

不成就日とは、万事不成就で、用うれば「三時(とき)内に災難が来る」と言われたそうです。^^;
何事も成就しない日とされ、結婚・開店・子供の命名・移転・契約・芸事始め・願い事など、事を起こすことが凶とされ、
市販の暦によっては、他にも色々なことが凶となっていて、結局は全てのことが凶ということになってますね。ーー

そも不成就日は、江戸時代、会津若松の諏訪(すわ)神社の神官によって作られた地方暦である会津暦で用いられただけであり、
幕府公認でない民間の略暦に用いられていたとされています。

不成就日の日取りは月切り(旧暦)で、月の日の十二支の五行の組み合わせを基準として、次の通り8日間隔です。

旧暦 1月・7月は、3日, 11日, 19日, 27日
旧暦 2月・8月は、2日, 10日, 18日, 26日
旧暦 3月・9月は、1日, 9日, 17日, 25日
旧暦 4月・10月は、4日, 12日, 20日, 28日
旧暦 5月・11月は、5日, 13日, 21日, 29日
旧暦 6月・12月は、6日, 14日, 22日, 30日

この配当を見ても、何ゆえ不成就とされる理があるのか、全くもって不明です。^^;
選日に「不成就日」なるものを作成した意図が分からぬ。--
それよか、理がなくても、縁起の良い日をもっと上げる方が、景気も活気も良くなるのでは?
いわば、これも「呪(しゅ)」の一つですね。^^;

呪いは現代もなお、「のろい」でもあり、「まじない」でもあります。
多くのスポーツ選手が持つジンクスや、縁起かつぎも、呪(しゅ)の一つで、それなりの心理効果はあるものですが、
用いるならば、プラスに働く呪いが望ましいですね。^^

お勧めを7つほど挙げてみましょう。^^v

例えば、東から南にかけての窓から、朝の光と風を採り入れると、家が明るくなり、家運が良くなる。
例えば、朝の日光を額に受け、目を閉じて1分間深呼吸すると、頭が冴え、身体が活性化し、運気が良くなる。
例えば、ため息が出たら、息を長~く吐き切ることが、憂いや邪気を掃い、元気を呼び起こす。
例えば、家庭の食事では、「美味しい」と口にすることが、味と気を良くし、家族を良くする。
例えば、一人の食事でも、「いただきます」「ごちそうさま」を口にすることが、身を守り、人気を良くする。
例えば、電話を取るとき、「もしもし」ではなく、「はい」と明るく声を出すことが、発展、繁盛をもたらす。
例えば、眠りに就く時、幸福と成就の光景を思い描いて味わい、夢見るように眠ることが、実現をもたらす。

習慣化し、良いことがありますように。^0^