★今現在凄く忙しいのに、これ以上何かすることは無理です!
★指示待ち状態というよりも、指示が来るのが嫌だ!なるべく来ないことを祈っている。
★会社の業績アップになることを何かしなさいと言われても困ります。

このような社員が多くなると、本当に会社は危険信号です。企業の再生においても社員の方の意識がどうなのかをいつも見させていただいています。やる気が見えない、仕事が増えるのを嫌うといった体質が染みついていると、なかなか抜け出せないです。

外部環境の大きな変化や業界動向の変化で業績が悪化したのではなく、社員の意識やモチベーションが下がったために窮状を招いているような気がします。

会議・ミーティングをしても否定的な意見ばかり。アドバイスや意見を素直に受け入れようという姿勢がないです。外部からのアドバイスを嫌うのならば、別の案を出し進めれば良いのですが、そうすると責任が発生するので絶対に自分の口からは言い出さない。

もうこのような状態になると会社としてのスキームを組み、それを進めるしかないです。皆の意見を汲み上げながら上手に進めようと思っても難しいでしょう。

しかし、なぜこのような社員が生まれてきたのか、根本原因を見つけないといつまで経っても状況は変わらないことになります。

社員教育とは、何かを教えることではなく、自ら課題を見つけてチャレンジする環境を作ることだと思います。社会人になって人から教えられて覚えるということは少ないと思います。自分の気持ちを切り替えて、何でもチャレンジしてスキルアップしようという姿勢が大事です。

また社員の一員であるならば、会社のために貢献しようという気持ちが少しでも欲しいです。その意識がない限り会社は良くならないのではと思います。

忙しくても会社がピンチなら社員が動かないと状況は変わらないです。このことを理解してもらうのに苦戦しています。

これから危ないと思われる会社は、業界動向や現状の経営数値ではなく、社員の意識の低いところだと思います。

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