同じ商品を扱っていてもレジでの対応で売上が変わるような気がします。特に食品スーパーの場合、1日のレジ通過客数が多いため、ちょっとしたことで売上に変化があると思います。

例えば、まずオープン前の準備ですが、商品登録やチラシ掲載商品などのチェック確認ができているかどうかです。当たり前のことなのですが、できていたりできていなかったり。少しくらいならお客様が理解してくれるのではと考えているとたいへんです。気分を害されて、他店へ行かれるかもしれません。

また、レジ通過時のスピードも大切です。繁盛店ほどレジ通過時間が短いです。おそらく時給が高いので早くなっているということはないと思います。このことは教育につながります。少しでもお客様の苦痛の時間を短くしようと、緊張感を持って仕事をしているかどうかです。

それと、問題発生時の対応も気になります。商品登録ができていなかったり、価格がわからない場合など、きょろきょろと誰か助けてくれないかなぁと見渡しても遅いです。テキパキと自分で動かない限り、問題は解決しません。

何もなかったかのように営業スタート。ダラダラとレジに入っている従業員を見ていると、この店大丈夫かなぁとこっちが心配になります。

お店を強化する時は、商品からではないです。レジの対応を早く、笑顔で気持ちの良い接客をすることです。それが出来ていない状況で、扱い商品の幅を広げても効果は薄いです。

レジ対応が良くない店は概ね他のこともできていないです。店に締りがなくなっています。お客様に対する姿勢が甘くなっているとすべてのことが疎かになって行きます。

このことを店長が気付かないといけません。オープン前に朝礼やトレーニングをしっかりと行い、気持ちを入れて仕事をすることを教えないといけません。誰でもミスはあります。しかし、その対応が遅いと大きなクレームにつながります。

良い店かどうかは、レジ対応で決まるとも言われます。もう一度、レジ教育から見直されてみませんでしょうか?

物が溢れ、どの店でも商品を買うことができるからこそ、レジで大きな差が付くような気がします。

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