やはり会社や店というのは社員がやる気を出してくれないと業績が上がりません。そのため、会社を守ろうとか業績を上げようと必死になるような良い案はないですかという質問・相談がよくあります。

社員の意識さえ変われば、会社の業績は上がります。しかし、それが一番難しいことです。大企業では、自分のキャリアプランをある程度予測することができます。何をどうすれば、どのようなレールに乗って、どれくらいの報酬をいただけるのかがわかります。夢を描いて自分が幸せになるために一所懸命頑張ろうと努力します。

でも中小企業には、約束されたものはないです。先が見えず、経営を安定させるということは難しいことです。今を何とか乗り切ろうと皆必死です。

できれば人並み以上の給料を出してやりたいというのが社長の思いだと思います。ところが利益が出ていないのに高給与や高人件費では会社が成り立ちません。

悩むところですが、現実的にやはりお金は皆欲しいです。少しでも余計に欲しいと思うのが人情です。それでもやはり会社の業績や利益が優先で、その数字を達成しないと何ともできません。

それだったら思い切って報奨金や大入りと言った仕組みをどんどん作り、目標数値が達成されれば支給する仕組みを作られてはいかがでしょうか?

毎月の給料以外に臨時の報酬をいただけるというのはうれしものです。昇給昇格がストップしている企業もたくさんあります。いくら働いても給料が変わらないのならやって一緒だとモチベーションが下がっている職場もあります。

その不平不満を解消する上でも臨時に報酬を出す仕組みです。できれば毎月出せれば理想です。無理なら3カ月ごとに〆て、支給することです。半年や1年の結果を見てからでは遅いです。そこまでモチベーションが保てません。

会社としても固定給としてアップする訳ではないです。臨時報酬として支給するため負担は少ないです。

後は目標数値の設定とその数値を達成させるための手段を会社側が用意しておくことです。考えてやって下さいでは、誰もやろうとはしません。進め方まで準備をし、会社からお金をどんどん持って帰ってもらうようにすると皆喜んで参加されます。

いろんなことで報奨金が付いたりもらえたりする会社の方が魅力的かもしれません。お金お金というのは本当は良くないかもしれませんが、社員の方のお尻に火を付けるにはこれしかないような気がします。

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