売上を上げることにばかり目が行き過ぎていると、従業員が成長しなくなります。事業運営の目的がお金儲けになってしまいます。

規模も小さく少しでも売上が欲しいというのもわかりますが、売上を上げる以外のこともしっかりと教えないと業績が上がらないのも事実です。

会社や店で従業員あるいはスタッフにどんなことを教えていますでしょうか?作業面だけの教育では限界があります。人として成長するような機会を設けておられるでしょうか?

研修会や勉強会などを開催して教えているかという問題でもないです。日々、業務の中で教えなければならないことを教えているかどうかです。

人は売上を上げること以外のことを学んだ時に成長するそうです。

例えば、
★人生談や体験談に失敗談
★自分がキャリアアップした手順
★お客様や上司から教えてもらったこと
★経営の勉強の仕方
★目的や目標の作り方
★自分のやりたいことを見つける方法
★小さな自分でも社会に役立つ方法
★感謝される仕事の仕方
★自分で考えて行動できるようになる方法

どれもこれも教科書には載っていません。マニュアルにもありません。できているところは、会社の歴史と風土が自然と教えているような感じです。

教育とは、作業や業務の進め方を教える以上にこのことが大切だと思います。その会社・店に入ると、自然といろんなことが学べる。気が付くとお客様からしっかりした人と評価してもらえる。それが理想的なあり方だと思います。

ではいつこのようなことを教えるのかということですが、休憩時間や同行中、作業中など少しでも会話できる時間があったら、部下に伝えることです。それもトップ率先で伝えて行って欲しいです。

いろんなことが勉強できる会社や店になるためには、会社や社長が教え好き、話好きになることです。

売上を上げることしか教えない教育ではいつか限界が来ると思います。

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