何をするか、どうするかは会社や社長が決めること。外部環境の調査は参考にはなってもそれが答えではないと思います。

それと時流予測と書かれているものほど怪しく感じる時代。誰も先のことは予測できないと思います。こちらも時流予測という言葉は、あくまで参考程度で解釈されるのが良いと思います。そのようにしなければならないとか、必ずそうなるというものではないです。

価格を決定する際にも、競合他社の価格調査を行い、自社の価格を決めるのではなく、自社の商品とサービスの質に応じて自社の判断で決めるのが理想だと思います。

業績が悪化して来ると他社の動向が気になりだしますが、他社の価格を参考にして付けているといつまでもそこから脱皮できなくなります。業種・業界によっては業界内最低価格でないとお客様を引き付けることが出来ない場合もありますが、できる限り価格は自社の判断基準の元で付けたいです。

景気が悪くなると外部環境や市場動向の調査が始まります。そこから何とか答えを導き出そうとされますが、また変化があった時は方向性や戦略を変えないといけません。

どういう方向性でどんな戦略を組むのかを明確化しない限り、答えは出ないような気がします。

そうすると答えはどうも内部にありそうです。自社ができること、お客様に対してやらなければならないこと、今後チャレンジしていかなければならないことなどが隠れているように思います。

背伸びしても良くないですし、何もしなければさらに良くないです。しかし、自社の力の範囲内でどうすれば良いのかは社内で議論すれば見えて来ると思います。

外部環境調査からひょっとするとまだみんなが気付いていないものが見つかるかもしれないという発想は止めた方が良いと思います。そういうものが落ちているなら、すでに誰か頭の良い人が気付いているはずです。

自社でできることにさらに磨きをかける。そこから次のチャンスを狙うことが妥当だと言われます。

外部環境調査に大きな期待をかけても何も見つからないと思います。時流予測よりも自社予測をしっかりと行うことが中小企業では一番大事だと思います。

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