売場は教科書通りでは売れない!独創性があって初めて売れる!
どんな素晴らしい講師の話を聞いても、売れている本を読んでも売場づくりの基本は教えてもらえても売れるに売場にするには、さらに精進が必要です。

最近は皆さんレベルが上がっておられますので、基本の習得だけでなく、さらに一歩進んだプロの売場づくりについての質問・相談が多いです。

正直、売場はセンスです。基本を忠実に繰り返しても基本を超えることは難しいです。基本がマスターできれば、そこから先どうすれば良いのか迷われます。

例えば、飲食業界では、料理を作って提供するだけではお客様は満足されません。何かと言いますと、どんなに美味しいものを作っても盛り付けが上手でないとダメだと言われます。心を込めて、お客様が綺麗と感じるような盛り付けにしないと感動するような美味しさにならないと言われます。同じ商品・メニューでも盛り付けで変わるという例です。

同様のことが小売店でも言えます。同じ商品でも売場づくりや陳列の方法で売上は変わってきます。

ではどうすれば、その壁を超えることができるのでしょうか?
一つは、自分から能動的に魅力的な売場を見てみたいと思うことです。受動的に教えられたり、支持された通りにするだけでなく、そこから独創的なアイデアをプラスして作ることが大事です。

そのためには、街中をウォッチングしたり、数多くの店を見て歩くことです。業種業界を問わず、一人で勉強に励むことです。

努力でセンスはカバーできますか?という質問もありますが、努力の仕方次第だと思います。人から言われてするのではなく、自分がやっていて楽しいと思ってやれるかどうかです。

嫌々時間を費やして店を見て回っても意味がないです。本当に自分が売場づくりのプロになるんだと思えば、1000件、1万件の店を見るくらいできるはずです。

だからセンスも努力の積み重ねだと思います。最初から上手く作られる方もおられますが、センスが現れるまでにはその裏にかなり努力された跡が必ずあります。特に売場づくりの場合、何度も失敗を繰り返しながら磨かれて行きます。

センスがあると認められる前に諦める人が多いです。後もう一歩でセンスが現れそうなのに・・・

本当に好きでないとセンスは現れないものなのかもしれません。天性のセンスではなく、売れる売場づくりのセンスは数多くの経験をこなすことしかないのではと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング