売上の大小ではなく、負債の大小が今後一番大事になって来るのではと思います。どんなに売上が高くても負債の額が大きければ、返済や金利負担が大きくなります。必然的に経営は安定しません。想定した売上が達成されている時は良いですが、少しでも狂い出すとたいへんです。

売上や利益の額よりも負債の額の方が気になります。おそらく過去の過大な投資が負債となっているのだと思います。中小企業の場合は実際に決算書を見ることができないため、経営内容というのはわからないです。

売上については業界情報から入ってきますが、過去の投資額や現在の負債の総額などはわかりません。売上が順調そうに見えても内実は返済で苦しんでおられるかもしれません。

正直、過去に作成された経営計画書などを見せていただきますと、計画通りに行っている企業を見たことがないです。計画通りに遂行させるために途中で再投資を繰り返しておられます。

返済に余裕があるから投資をするのではなく、今の売上を維持向上させるための再投資です。これが一番危険です。その時は良いかもしれませんが、何年か先、あるいは10年以上経ってからボディブローように効いて来ます。

もう売上が一番だからと言って安心できない時代です。利益に見合う投資や借入なら良いですが、もしそれを超えているとするといつか破綻する可能性があります。

マスコミで取り上げられている企業であっても同じです。見た目はよく見えても実態はわからないです。

これからの時代は無茶な投資はしない、借入の額を極力少なくすることが大事です。理由は、外部環境の変化が大きいのと、どの業界も市場が縮小しているからです。

過去の過大な投資で苦しんでいる企業がどんどん増えています。今派手にマスコミを賑わせている企業であっても経営状態が改善されているかどうかは別問題です。少々の売上の伸びでは、想定した投資回収ができないからです。

売上が伸びていないので投資をして補おうとすると悪循環に陥ります。投資をする前に、今の経営状態を改善・改革することの方が先だと思います。負債の圧縮が今後企業にとって一番大事な経営課題になって来るのではと思います。

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