社長の朝令暮改は当たり前。
逆に、新しい店をやってみようというパワーのある方は社内におられるでしょうか?

社長の勢いと思いつきをビジネスにするのが社員の役割だと思います。まとまった、真面目な社員だけの集まりでは会社は成長しません。えっ!と思うくらいの発想の持ち主がいないと伸びないのも事実です。

あんな店をやってみたい、こんな店を展開してみたいという大きな夢を持たれているのが社長やオーナーです。その話を聞いた瞬間、社員の方々は大慌て。また社長の妄想が始まったのではと危惧されます。

しかし、社長の勘と思いは大きく外れているということはないです。過去のビジネスの経験値から出て来ているもののため、後は方法論をどうやって詰めるかにかかっています。

何年も新しい店を出していない、新業態の店にチャレンジしていない企業・店に夢を持てるでしょうか?

最初は否定的だった社員の方々も新しい店を始めるとなると皆さん必死で研究されます。それを繰り返すことによって成長することになります。

成長は、良い意味での社長の暴走からスタートするのかもしれません。暴走が素晴らしいビジネスに変わっていることがよくあります。私にとっては、社長のこのパワーがなくなった時の方が心配になります。

良い悪い、できるできないは別にして、どんどん新しいものにチャレンジしようとする姿勢が大事だと思います。このパワーだけは誰も真似できないものです。だからこそ魅力があり、人が付いて行くのだと思います。

暴走と見えたことでもきっちりと売上が上がり、利益が出ると暴走でなくなります。今までの経験の中で見たことのないこと、やったことのないことが暴走に見えるだけです。

新規ビジネスは皆暴走からスタートしています。その暴走を軌道に乗せるかどかは社員の方々の力にかかっていると思います。

暴走が止まると、会社の成長が止まっているかもしれません。上手にブレーキをかけながら進めることが大切なような気がします。

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