現状維持で良いのになぁと思っている社員の方もおられるかもしれません。しかし、企業は成長を続けないと経営することが難しくなります。社員の方の給与も上がらなくなりますが、それでも良いですか?

例えば、現状維持ということになりますと、昇給・昇格はストップです。毎年決まった給与しか出なくなります。そうすると従業員の方々のモチベーションは保たれるでしょうか、上がるでしょうか?

また、企業は何か新しいことにチャレンジする必要があります。何もせずに過去の事業をそのまま継続して存続できるということはないです。企業30年説とよく言われますが、常に新しい商品やサービスを開発し続けないと生き残ることはできません。

そのために生きた投資が必要となってきます。商品開発や店舗展開、研修費など各企業の判断で様々な投資が発生してきます。そのような投資を行うためには、成長し利益を出す必要があります。

儲けたお金を再投資に回すということが理想的な経営です。また、伸びた方、成長した方には報酬として給与が上がるようになっていないと離職者が増えてしまい、人材の流出が起こってしまいます。

現状維持というのは一番難しいことです。現状維持で行こうと思うと、実際には数字は下がります。徐々に悪い方向に進んで行きます。下がってしまってからはどんな対策を打っても回復することができなくなっていることが多いです。

会社も個人も成長志向がないと衰退すると言われます。それも伸ばすスピードよりも落ちるスピードの方が数段早いです。だから少しでも気を緩めずに真剣に仕事をすることが大切になってきます。

今の給与のままで大きな変化がないのが良いのになぁと思っておられると、会社はたいへんなことになります。会社は今のままでは生き残らないのです。常に変化しながら新しいことを生み出さないと生き残れない仕組みになっています。

大き過ぎる夢のような成長を望むのも問題があるかもしれませんが、現状に合わせた力相応の範囲内での成長は必要です。

企業は成長が止まると、衰退しかないです。それを必死になって従業員の方の力で維持・成長させることが大切です。

一人でも後ろ向きの方が出て来ると、悪い兆候が出ているかもしれません。皆が前向きに成長しようという意識を持つことが幸せにつながると思います。

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