朝礼では、各部署からの連絡事項、お客様からのクレーム、日々の業務の中で起こったことなどを話されていることが多いと思います。

ところが成長している企業には共通点があります。トップ率先で朝礼をされます。トップが伝えたいこと、やってほしいことを毎日繰り返し話されます。このことが会社の方針や方向性を伝えることにつながります。

よく会社の方針がわからないという意見が社員から出てきます。理由は、月1回の会議にしか社長と顔を合わせないからです。その時だけ、話をされても理解できないのだと思います。

どんなに規模や組織が大きくなっても出来る限りトップが朝礼で伝えたいことを語り続けることです。

会社の方針=社長のコメントです。それを皆が聞きたいと思っておられます。朝礼は現場の担当者に任せておけば良いと思った瞬間、業績は下降して行きます。

また、朝礼のないところもあります。正直、それで末端にまで会社の意図するところが伝わっているのかなぁと心配になります。

部署単位で朝礼をされていることが多いと思いますが、できれば社長にたまには参加していただき、話を聞かれるのが良いと思います。逆に社長は、各部署の朝礼に積極的に参加すべきです。

社長と現場の距離を縮めること。自分の言いたいことをストレートに伝えること。これができていないと一体感は生まれません。

皆が同じ方向を向いて頑張ることができるのが中小企業の良いところです。会議などでは、決断・採決しなければならない議案がたくさんあると思います。貴重な時間を割いて、社長が方針説明を毎回する訳にもいきません。それを補うためにも朝礼で語り続けることが大事です。

嫌々参加している。決められた時間にごぞごぞと後から参加している。下を向いて聞いている。ということがないように、朝礼が会社の柱になるくらい大切にされてはと思います。

朝礼を疎かにしている企業は、徐々に業績が悪化して行きます。業績を回復させようと思えば、社長が朝一番に出て来てしっかりとした朝礼をすることです。

朝礼に会社の未来がかかっているようにも思います。

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