小さなことかもしれませんが大事なことです。どこまで教えて良いのか悩まれます。

性善説に立てば、できるだけ公開して理解してもらうことが大切です。売上がわからないと目標設定ができず、モチベーションも上がってこないと思います。

逆に公開してしまうと、店の状況がわかってしまうのではとか、外部の関係者や一般のお客様にまで漏れないか心配になります。

経営数値すべてを公開するのではなく、1日の売上や月間売上などは極力伝えても良いのではと思います。隠そうとしても良い方向に進むとは思えないからです。

店長だけが知っている、社員だけが知っているという状態では店が一体化しません。やはり店のことを知っていただいた上で、何をしなければならないのかを理解し行動してもらうことが大切ではと思います。

隠そうとすると信頼感がなくなります。働いている従業員の方は、指示された作業をするだけになってしまいます。自分から進んで目標売上を達成しようという意欲が生まれてこないと思います。

報奨金制度を導入される場合でも売上数値がわかっていないと実施できません。そのため会社としては、公開しても良い数値を見極める必要があります。それと達成して欲しい数値、基準としている数値を明確にして、その数値で評価を行うことを伝えておけば目標が明らかになります。

個人商店の場合は、社長と奥さんしか知らないということがありますが、組織が大きくなれば公開度も上げて行き、誰でも知っているという状態が理想的だと思います。

隠そうとすればするほど悪い噂が立つものです。特に同業者に漏れないか心配になると思いますが、社内秘の資料・データであることを教育し漏れないように努めるしかしようがないです。

売上データ公開のことを気にしていては、経営に力が入らなくなります。常に従業員の方に情報を公開する、知ってもらう、理解してもらうという姿勢が大事ではと思います。

でも私の場合は、従業員の方に売上や店の数値を聞きます。それが的確に返ってくる店ほど優秀です。パートさんやアルバイトさんであっても数字を知っている店の方が強いです。

数字を知った上でどのように対策を打つかが大事です。だから公開度の高い店ほど強くなって行きます。

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