自社の危機管理だけでなく、取引先や関係会社の危機管理はされていますでしょうか?どんな会社でも自社の危機管理は行っているはずです。ところが自社の危機管理だけでは安心することができません。利益を出すための管理に長けていてもどうなるかわからない時代です。

取引先や関係会社の状況を把握し、情報収集することが大切です。どこから破綻の芽が出て来るかわからないです。あらゆることを想定して危機管理を行う必要がありそうです。

特に仕入先の状況が心配です。普通に入っていた商品が、入ってこなくなると事業に大きな支障をきたします。今まで大丈夫だったのでこれからも大丈夫だろうという保証はないです。

大激変期だからこそ、このことが気になります。トップはじめ、幹部の方々は、他社の情報収集に力を入れるべきではと思います。

それともう一つ気になるのが、外部環境が大きく変化した場合の危機管理です。世の中の状況や業界動向が大きく変化した場合、どのような対処をするのか想定されていますでしょうか?

外部環境だけは自社努力で回復させることは難しいです。地域や業界挙げて運動を行ってもすぐに回復するものではないです。もしものことも考えておくことが大切です。

何が起こってもおかしくない状況です。自社だけは、大丈夫だろう、何とかなるのではという安易な判断は危険です。早め、早めに手を打って行かないとたいへんなことになります。

どんなに経営状態が安定していても他社の状況や業界が大きく変化すると自社に影響を及ぼします。あらゆる角度から、そのようなことを想定した対策会議が必要な気がします。

危機管理会議を早急に行い、何かあった時のスキームを組み立てておくことが大切です。

考えたくはないかもしれませんが、売上が10%落ちた場合、売上が20%落ちた場合、売上が30%落ちた場合などどうするのか?
同様に利益が0になった場合、利益がマイナスになった場合どうするのか?

少々の落ち込みの場合は、何とか持ちこたえることができるかもしれませんが、30%以上もダウンするとビジネスモデル自体を変えないといけなくなります。

売上を伸ばし続けている企業が優秀な企業ではなく、危機管理をしっかりと行っている企業が優秀と呼ばれるよう時代に入った気がします。

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