いきなり予約が入ったり、増えたりということはないです。しかし、予約の入る店になると繁盛店に近づきます。

また予約が入ると何が良いかと言いますと、数字が読めることです。これが一番の精神安定剤になります。週末の予約帳が埋まっていれば、それで売上が読めます。1週間の売上も予約帳から逆算することが可能になります。

では予約を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?

予約を入れて下さいとお客様にお願いしても入れてくれないでしょう。気分次第で行ってみたくなった時に予約を入れられます。予約だけは、お店側が主導権を握れません。でも予約してでも入りたい店づくりをする必要があります。

まず、予約を受け入れるための客席やコーナーはありますでしょうか?席予約というのもありますが、予約を受けるだけの空間が欲しいです。特別に何か必要だというのではなく、ゆったりと座れたり、大人数が入れる程度で良いです。
お客様から見て、あそこの席は予約専用の席なのかもと思わせるような空間です。

次に予約の方向けのオリジナルメニューを作ることです。メニュー表の中からアラカルトで選んでいただくのも良いですが、やはりコースメニューや宴会メニューが欲しいです。同時に何か企画も欲しいです。

実は予約が入るかどうかはこの企画にかかっています。飲み放題やドリンク無料、じゃんけん大会、ビンゴゲーム何でも良いです。お客様が喜ぶ仕掛け作りが必要です。

この企画、お店の方だけで考えるのではなく、お客様に考えていただくというのも一つの方法です。アンケートや直接お客様にどんな企画が良いか聞いてみられてはと思います。お店ごとに特徴がありますので、常連のお客様がやってほしいと思っておられる企画を積極的に実施することです。

予約で席が埋まるようになると、他のお客様も予約席を予約したくなります。そうすると数字が伸びてきます。繁盛店にするコツは、この予約比率を徐々に上げて行くことです。

予約が入らないと思われずに、予約が入るような店づくりと企画を考えて下さい。フリーのお客様を待っていてもなかなか難しいです。

ちょっとした会合や宴会をやってみたいと思われるようなもので良いと思います。大事なのは、人がたくさん来ること。人が来るようになると店は自然と繁盛店になります。

だから時間も予約の場合はお客様任せ。お昼間にしたいとおっしゃるのなら、予約の方のために開けられてはと思います。

店を営業する以上、どうやって予約を取るかが大きな鍵です。予約比率と繁盛度は比例しているようです。

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