店長の指導力が上がれば、売上が上がることは皆さんご存知です。でも簡単に店長の指導力は上がらないのも事実です。

なぜ店長に指導力がないのでしょうか?

まずは指導力について考えてみる必要がありそうです。
指導力不足の根源を探ってみると・・・
1.しっかりと部下に伝えることができない
2.叱ることができない
3.判断基準を持っていない
4.上司や部下とのコミュニケーションが取れていない
5.自分から積極的に学ぼうとしていない
というような様々な課題・問題が見えてきます。

マネージャーや部長と臨店しても車中で出て来る話は、店長の指導力についてです。業務の遂行面については問題はないようなのですが、部下指導ができていなかったり、弱いとおっしゃいます。

元々、店を任せて大丈夫な能力を持っておられると評価されたからこそ、店長職になっておられると思います。ところが店長職の要件の中に指導力という言葉はないようです。

多くの部下を持つことが初めての方が店長職に付かれますので、指導力は店長になってから自ら意識して磨いて行かなくてはなりません。そのあたりのことを店長になる前から伝えておくことが理想ですが、なかなかそれが徹底できていのが現実のようです。

実は、店長になってから差が大きく付きます。それは業務遂行能力ではなく指導力の有無で差が付いて行きます。店長というのは店長になってから、さらに業績を上げたり、会社に貢献することを求められます。

しかし、指導力を付けたいと思ってもすぐに人は変わるものではないです。また、期待する指導力を持っていただくには時間もかかります。

逆に会社側が店長としてどのような指導力が必要なのかを明確にする必要があると思います。それも頭の中で想定していたり、口頭だけでなく、文書に落とし込み誰が見てもわかるようにされてはいかがでしょうか。

それと会社としても厳しく接する必要があると思います。一定期間成果が上がらない方、成長されていない方は、一度店長職を外れていただくことも大事ではと思います。組織を活性化させるためにもそのような仕組みが必要だと思います。

指導力は、他人から教えられてそのまま身に付くものではないです。本人の意識次第です。自分から学ぶ姿勢を改めない限り、解決策にはならないでしょう。

それには、世の中は厳しいこと、店も同じで厳しくいていかないと売上も利益も上がらないことを言い続けることです。指導力は店の数字にすぐに現れます。

店長の指導力を上げるには、まず数字を上げることだと思います。そうすると自然といろんなことがわかってきたり見えてきます。

指導力がないからと言って、いろんなところの改善・修正を本人に促しても潰れるだけです。指導力がなくても数字を作ってくれれば会社に大きく貢献してくれることになります。

指導力がないと思われる店長には、まず店の数字を上げるように指示されることが大事なような気がします。

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