酒販店の場合を例にとってみます。酒販店は、マスコミなどからの注目度も高く、新商品や人気の商品が頻繁に出てきます。しかし、それを上手に商売に活かすかどうかが大事です。

最近では、ハイボールが急に人気が出ました。酒販店の対応としては、缶のハイボールの陳列数を増やしたり、ハイボールを作るためのウイスキーや炭酸などでハイボールコーナーを作ったりされます。これが売場の変化性をもたらし、お客様の目に付き、気を引くきっかけになります。

また、今は少しずつ韓国焼酎のマッコリの人気が上がっているそうです。テレビ番組などでも取り上げられています。しかし、マッコリのコーナーや飲み方などを提案している店とそうでない店があります。

マッコリはハイボールほどマーケットが大きくならないと判断して、あえて今回は作らなかった方もおられるでしょう。それなら良いですが、気が付いていなかったり、わかっていてもどうして良いのか迷っている状態が一番良くないです。

売れている店は、対応が早いです。どんな小さな情報でも店に反映されます。「○○の番組で取り上げられていました○○○です。」と上手にマスコミを利用したPOPを作られます。

店のおすすめPOPやお買い得品POP、目玉商品POPはあると思いますが、マスコミに取り上げられたことを記載したPOPはありますでしょうか?

折角、マスコミが取り上げくれているので、それを活かされてはと思います。それを活かすスピードが繁盛している店ほど早いです。

何でも良いので、変化させることを常に考えることが大切です。売れるかどうか判断してからにしたいという方もおられますが、売れるかどうかは店が判断するよりもお客様に判断してもらってはどうでしょうか?

小さな兆しをマーケットに活かせるかどうかです。面倒くさいと思っていると変わり映えのしない店になってしまいます。常にアンテナを張っておいて、少しでも店に活かそうと思うことが大事ではと思います。

売れている店は、あまり難しいことをしているのではなく、身近にある情報を店に活かしているだけです。

何気なく見ていたテレビから素晴らしいヒントが生まれるかもしれません。アンテナを張って見るという意識を持つことが大切だと思います。

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