もう10年くらい前から言われていることです。何の問題もなく入社してくる人は少なくなったそうです。いろんな家庭問題やその他問題を抱えている若者が入って来るそうです。0の状態ではなく、マイナスの状態に近いとおっしゃいます。だからまず0の状態にしてあげることが大切だそうです。社長自らカウンセリングを行い、心のケアをしないといけないとおっしゃる方が増えて来ています。

これが実態かもしれません。人には言えないような様々な問題を抱えながら一所懸命生きておられます。相談される相手がなかなかいず、いつも自分の心の中にもやもやとしているのかもしれません。

仕事に集中できる環境を整えてあげることが会社の役割かもしれません。それもお金やモノではなく心の部分のケアが大切なようです。

○○相談室という堅苦しいものを設置しなくても社長自らが声をかけたり、話を聞いてあげることが大切かもしれません。それがまた中小企業の良いところだと思います。

この会社に勤めている理由はと社員の方々にお聞きすると、会社や仕事が好きなのではなく、社長が好きだから勤めていますという答えが返ってきます。社長が自分の家族同然の付き合いをされたり、接し方をされているのでしょう。

単に業績や売上だけが評価の対象ではないかもしれません。仕事以上に心のケアをしてくれる会社や社長の方が評価が高く望まれているかも?

離職率や退職率を上げない経営をするためには、辞めたくない会社にしないといけません。会社が期待するような育ち方でなくても辞めたくない会社にすることが大事かもしれません。

これからますます心の問題を持った若者が入ってくる可能性が高くなると思います。そのままほっておくと間違いなく仕事にも影響が出てきます。そのリスクを取り除くためにも社長には新しい仕事がしていただかないといけないような気がします。

常に一人ひとりに声をかけてあげて、カウンセリング行って行くことが業績にも反映されて来るかもしれません。

一つの目標に向かって頑張る以前に、心のケアをすることが大事です。心のケアをしっかりとやっている社長がいる会社がこれから伸びる会社なのではと思います。

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